人類は生き残れるのか?
「なんぎさん」とこでも「鳥インフルエンザ」の本が紹介されていましたが、この「ローリー・ギャレット著 カミング・プレイグ 迫りくる病原体の恐怖」にも怖い話が書かれています。
エボラ、マールブルグ、ラッサ熱などと人類の戦い。
天然痘の撲滅成功と、マラリヤ封じ込め失敗。
増大する性感染症と蔓延するHIV。
患者の治療中に感染してしまう医者や研究者。
こんな話がこの上巻に書かれています。
著者はこんな人です。
この写真のバックに写っているの、あのビルですよね。
この本、字がこまかいです。
参考資料のところ(右頁下部、左頁)など、さらにこまかくなっています。
遠視のひとにはちょっとつらいかも。
ほとんど文だけの本でして、地図などのイラストがちょっとだけ。
こういった科学啓蒙書の場合、具体的な写真や数表など必須かと思うのですが、著者の考えなのでしょうね。
ひたすら文字を読み進むしかありません。
原著は1994年に出版されています。
そして続編が『崩壊の予兆』。
いきなり「SARS」です。そして炭素菌テロ。
「カミング・プレイグ」以後、世界を震撼させた事件が描かれています。
こんなの本を読むと、怖くて外国に行けません。
それでなくても、冬場、カゼの季節に(電車などで)外出すると、すぐうつされてしまうので、人混みに行くのはイヤなのです。
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2006年9月19日 07時59分
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特に空気感染する感染症の場合は、人が多く集まる所に感染者がいると、そこを起点にアウトブレイクしてしまいます。
本当に、流行シーズンの電車通勤はご遠慮願いたい。後ろでゴホゴホ・コンコンとかされたら、ほぼアウトです。発症してしまった人は他の人に移さないためにマスクを着用してほしいですね。
SARSや鳥インフルエンザは、薬が効かないという恐怖を感じます。
ウィルスって、どんどんが強くなってきていますが、これから先もこのままもっと強くなっていくんでしょうか、ウィルスの目的は何なんでしょう、人が増え過ぎたから地球が自然界を調整しようとしているのでしょうか。
ただただ、コワイです。
今までだと抗生物質で直っていた単純な病気、細菌感染症や性病で「菌が勝つ」ようになっています。
「地域防災リーダー」がらみのお話しになってしまうのですが、訓練を受けている「マウスツーマウス」による人工呼吸、それに止血の手当などの場面で、感染予防策なしに実施するのは危険じゃないかという考えがあります。
救命が目的なのですが、善意の救命者が何らかの病気に感染する危険があるわけです。
感染予防のしっかりした知識がないまま、他人の体液に触れるのは危険(リスクがある)ということなのです。
もうひとつ。
何らかの災害が起こって、小学校などの避難場所に大勢の人がやってきた時の衛生問題。
インフルエンザの流行時期に大勢が集まったら、あっというまでしょう。
こんなとき、どうすればよいかという行政からの適切な指示(避難所開設ガイドライン)がありません。