ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2006年12月02日(土)
バッテリー放電器、改造中
私の仕事場のほうで頒布しています放電特性記録機能付きバッテリー放電器、
http://www.oct.zaq.ne.jp/i-garage/tool/batdchg3.htm
http://act-ele.c.ooco.jp/batdchg3/batdchg.htm

現在、この制御プログラムをちょびっといじっております。

今の放電器の機能は
・4本の電池を所定の電圧まで放電。
・そのときの電圧変化を記録してシリアル出力。
というものです。

ハード(回路)は触れませんので、搭載マイコンPIC16F88で、あとどこま
でできるかということで、機能追加を試してみました。

追加したのは、

・放電停止時間の設定
 現在は、電池の電圧が所定の電圧まで下がるか、あるいはスイッチ
 操作による強制中断でしか放電を止められません。
 停止する条件に時間を加えました。
 充電池の「メモリー効果」の実験で有用です。

・記録電圧値の拡大
 現在のはニッ水電池の定格電圧に合わせて1.30V〜0.80Vの間の変化を
 記録しています。 (1.0V未満は0.05Vきざみ)
 この上限を1.50Vにしました。
 1.50V〜1.00V(0.01Vきざみ)〜0.80V(0.05Vきざみ)
 となります。

・放電時間記録の時間単位変更
 現在の放電特性記録は1分単位で行っています。
 これを10秒と1秒に切り替えられるようにしました。
 時間記録の最大値は255(8bit)です。
 ですので、今までの1分単位なら255分(4時間15分)が最大。
 10秒に切り替えると2550秒(42分30秒)。
 1秒にすると255秒(4分15秒)。
この時間だけ、放電開始直後からの電圧変化が記録できるのです。

記録電圧の拡大と記録時間単位の変更は「ラジコン愛好家」からの
リクエストです。
「放電開始直後の特性を詳しく見たい」という要望です。

マイコン(PIC)側のプログラムはざっと完成。
これから、暇をみてWin側のプログラムをごそごそします。
※WinのプログラムはCビルダーを使ってます。

Winでの放電グラフ描画プログラムに関するリクエストは、
電池電圧と放電時間を積分して、容量を算出できないかというものです。
定抵抗放電ですので、電池電圧から放電電流が求まります。
放電抵抗が1オームですので、単純に考えると電圧の値がそのままアンペアになります。
これを放電した時間で積分すると放電容量が求まります。

※実際には放電用FETのスイッチ電圧などを考えなければなりません。


今回の追加でPICのプログラム、ROMとRAMのバンク切り替えなしでできる
容量をだいたい使い切ってしまいました。
16F88には4kワード+αのROMが入っていますが、全部使おうとするとバンク切り替えをしなくちゃならないのです。
アセンブラではこれが面倒くさい。
バンク切替なしで組めるのは2kワードまで。
それより、スタックが8レベルしかないので、この制限を受けてしまいます。

2006年12月2日 09時49分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・電池 |
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