カセット・プレーヤー
息子の友人が『こんなん出てきた』っと、ガレージに持ってきてくれました。
いわゆるカセット・プレーヤ。
SONYなら「ウォークマン」ですな。
入っていた箱は汚れていましたが、中は新品状態です。
単3乾電池4本で動作します。
消去ヘッドはなくって、再生専用です。
操作ボタンは3つだけ。
「停止、早送り、再生」
巻き戻しがないのです。
簡略化されています。
カセットをひっくり返して早送りすれば巻き戻しになるという考え(?)なのでしょう。
一応「MADE IN JAPAN」。
メーカー名の表示はありません。
で、構造を見ていて「おぉ〜」です。
カセットのリールが入る2つの軸を見てください。
巻き取り側↓にはツメがありますが
送り出し側↓はツメがありません。
送り出し側軸には積極的なテンションをかけず、ツメのない軸でもってリールをスリップさせて、テープの張力を維持しようという試みです。
こんな構造のを見たのは初めてです。
この構造でうまくいくのか確かめてみたかったのですが、残念ながらモーター・キャプスタン間のゴムベルトが劣化していて、まともに再生できませんでした。
回路はIC化されていまして、パワーアンプが松下AN7112が二つ。
ヘッドアンプが三菱M5218。
モータ速度制御がμPC1470。
駆動モータに「1984」と記されていましたので、22年前の製品でした。
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2007年1月3日 09時45分
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