エネルギー放出完了
お役目ごくろうさんの電池です。
仕事場の机の前に置いてある針式のクオーツ時計。
この中で使っていました。
時計が遅れてきたので、あれっと思って電池をチェック
したら、こんなのが出てきたのです。
電池底面に記された年月「82-07」。
消費期限なのか製造年月なのか不明ですが、今が2007年ですので25年。
メーカーは富士電気化学。
「液もれ補償付き」のマンガン電池です。
『正しくご使用いただいたにもかかわらず、この電池の液もれにより使用
している機器に損傷が生じた場合、電池と一緒に下記へお送りください。
修理または相当品と交換いたします。
補償有効期間製造後2年』
と、記されています。
時計のほうが新しいので、ずっとこの時計で使ってきたわけ
ではありません。
時計から取り外したあと、電圧を測ってみました。
開放電圧1.39V 10Ω負荷で0.94V。
アルカリ電池だと常に液モレの心配がつきまといますが、
さすがにマンガン電池です。
いやほんと、長い間、ご苦労さんでした。
※お漏らし電池はココ↓
http://www.oct.zaq.ne.jp/i-garage/trbl/ekimore.htm
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2007年3月7日 08時46分
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・電池 |
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どのくらいの数だったのでしょうか?
私のとこでもストックしていた未使用のアルカリ電池で液漏れが起こったことがあります。
ラップされたままで未使用なのが一目瞭然。
まだ消費期限内だったので、パックされた同ロットの電池とともにメーカーの送り返しましたよ。
しばらくして、故障解析のレポートと代品が届きました。
「異物混入」だったと思います。
その書類、どこかに保存してあるはずなのですが、埋もれてしまって見つからんだろうなぁ。
うかつにも捨ててしまいました。
気づいたときには、アスクルブランドの電池はカタログから消えてました。
(資料発掘!)
2000年11月のこと、8本パックの電池で4本ごと包装された中でそのうち1本から液漏れが発生。消費期限内の電池。現物を郵送して調査依頼。
3週間ほどして不具合報告書と代品(8本)+郵送料が到着。
各電池の電圧などの電気的特性の報告。電気的には異常がない。
液漏れは異常時のガスを逃がすための安全弁が作動したため。
電池内への異物混入が疑われるので金属微量分析を実施したがガス発生の元となるような異種金属は確認できなかった。
この電池と同一ロットで、ガスケットのキズによる密閉性の低下があったが、今回のトラブルとは異なる。
推定:不純物混入によるガス発生。しかし直接の原因は特定できず。
「製造環境の改善とさらなる工程管理に努める」と決意が記されています。
概略はこんな内容です。
製造年を確認すると、85-11だと!22年間も俺と一緒にさまよってたのか!