「安居神社」の碑
4月1日、高速自転車の試運転で訪問した天王寺の「安居神社」、一心寺のそば、
国道25号線の北側にあります。
「真田幸村戦死の地」ですな。
パレードを行っていた大阪城甲冑隊が来るのをここで待っていました。
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ちょっと高台になっていて西側がよく開けています。
松屋町筋側へ降りる道は階段になっていて、そこにこんな碑が建っています。
自転車といっしょに写したのですが、書いてある文字をよく見ますと…
「昭和九年九月吉日建立」という文字の「和」、「口」と「禾」が左右逆に彫られています。
「これは何やろな〜」と話をしておりましたら、10人ばかしのグループがやってきました。
その中のリーダーらしき人(おじさん)が説明を始めたのです。
『この年、大きな台風が来てたくさんの人が亡くなられた。
それを慰めるために和を逆にしてある』というのです。
この人、どうやら「街並み案内」のボランティアのようです。
観光、というか、今回のイベント「上町台地・にぎわい・春の陣」の一環なのでしょう。
昭和9年(1934)9月にやってきた台風といえば「室戸台風」。
さてさて。
文字を左右逆にして記録に残す、なんていう風習、他にご存じでしょうか?
「ここにもある」てな例がありましたら、お教えください。
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2007年4月5日 07時00分
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・大阪城甲冑隊 |
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室戸台風は,姉が生まれた直後とお袋からよく聞かされました。
いま引用されたものから見ると 9月21日 となっていますね。
この石碑は,翌年かそれよりあとに建てられたものでしょう。
この文字は,JIS 9372 として存在しますね。カ (か) と音読みするそうです。簡便な漢和辞典には載っていません。
もちろん,この石碑に使われた由来は,下間さん が書かれたとおりだと思います。
裏に何か書いていたかどうかは確認しておりません。
松屋町筋に向かう階段のところにコレがあります。
これは旧字体で、和の元々の字です。
風習というわけではないですね…
「旧字体」ということで、了解!勉強になります。