「天才の栄光と挫折」
図書館が大好きです。本を通じて知らない世界が広がるので、あれこれ探していると時間がいくらあっても足りません。
先日、借りてきたのは「新潮選書」の「天才の栄光と挫折 数学者列伝(藤原正彦)」。
9人の天才数学者について、その生い立ちと人生が語られています。
その9人の天才数学者とは、
ニュートン
関孝和
ガロワ
ハミルトン
コワレフスカヤ
ラマヌジャン
チューリング
ワイル
ワイルズ
残念ながら、私が明確に名を記憶していたのはニュートンさんとチューリングさんだけ。
ニュートンさんは万有引力、チューリングさんはコンピュータ黎明期に名を残していますし、第二次世界大戦時、独軍のエニグマ暗号の解読に活躍したという知識しかありませんでした。
数学史的な解説だけではなく、数学者がどんな人生を過ごしたのか、時代背景と人間関係に紙数を割いて紹介されています。
約250ページ、ノンフィクションとして、なかなか読み応えのある本でした。
それにしても、数学的な「なになにの法則」「だれだれの定理」・・・知らないものばかりです。
似たような感動を覚えた本に、本のタイトルは失念しましたが、元素発見の歴史を解説した本がありました。
ラジウム発見のところにキューリーさんが出てきますし、フッ素をごそごそしている時代の話は「ひぇ〜怖い」です。錬金術の時代が、現在の発達したコンピュータ世界前の、マイコン黎明期にだぶって思えました。
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2005年5月31日 06時27分
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