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2008年01月12日(土)
ピン・ポン チャイム音 FFT
※=前記事=
ピン・ポン チャイム音
ピン・ポン チャイム音 圧電発音体タイプ

前にピンポン・チャイム音のオシロ波形をお見せしましたが、今回はそれをFFTして
「プツ音」発生の様子を観測してみました。

まずこれがスムーズにピンポン音を出したところ。

(クリックで拡大↑)

上側の波形が、観測した生波形。
中央がピンとポンの境目です。
前半(左側)がピンで1175Hz、後ろがポンの988Hz。

そして、下の波形がFFTした結果。
左端が0Hzで中央が2.5kHz。右端が5kHz。
1kHz付近に2つ山の基本が大きく出ています。
第2高調波が小さく第3高調波のレベルが高くなっているのが見えています。

さて、ピン・ポンのつなぎをスムーズにしないとこんなふうになります。

(クリックで拡大↑)

基本波の2つ山は同じです。
高調波もあまり変わりません。
大きな違いは基本波の下。
0Hz(DC)に向かってレベルが全体に上昇しています。
これが波形変化がスムーズでないときに出る「プツ音」の正体なのでしょうか?

※訂正!!
上にある2つの波形、FFTの観測点を間違っていました。
FFTを行ったch、スピーカ出力ではなくマイコンが出力するPWM波形(方形波)だったのです。
ピン・ポンの基本波に注目すると、2つの山のレベルが同じです。
本来ならレベルに差が出るはず。
それでミスに気が付きました。
それと、Cカップルしているオーディオアンプ、低域まで出過ぎています!

ですので、正しい入力波形とそのFFT結果はこうなります。

・スムーズなとき↓


・スムーズでないとき↓


このように、方形波入力をFFTしていたのです。
(入力波形の時間軸:5ms/div)


※スピーカー出力では

スピーカ出力をFFTしたのが下の波形です。

・スムーズなとき↓


・スムーズでないとき↓



入力波形取得の時間軸を「2ms/div」にしてみました。
FFTする周波数幅が12.5kHzになります。

・スムーズなとき↓


・スムーズでないとき↓


やはり基本波より低い周波数での変化が目立ちます。



2008年1月12日 15時43分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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修理前の「ポン」音のFFTと修理後の「ポン」音の
FFTに変化は見て取れない。
「プッ」音が弱くて短いのでFFTしてない可能性がある。

どうしても気になるのであれば、
「プッ」音だけを録音してFFT分析せよ。

しかし、それ以前に「プッ」音のFFT分析は
そもそも、意味がなかろうと思うのは私だけ?

時間波形の横軸のスケールが分かりませんが、波一個が1kHzでしょうから周期1ms。そうすると6ms/divで、全体で60msほどの時間ですかね? プツ音はこの60ms程度の時間を耳で聞いて初めて分かる音で、つなぎ目の平らな部分だけ聞いても振幅ゼロなので無音です。

つなぎ目に平らな部分(長周期)ができる=低周波成分の増加=FFTでDCが上昇という結果は正しいと思います。

たとえば3.8kHz付近とかで高周波分のベースラインの増加が見られます。平らな部分との不連続点による高周波成分でしょう。

この周波数成分でなぜプツと聞こえるのかは、人の声の音色と同じで判断するのは難しいのでは?
2008年01月13日(日) 07:05 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
生波形の時間軸、5ms/divです。
全体で50msとなります。

それより、大ミスしてました。
FFT波形、上側に表示しているスピーカ駆動波形ではなく、マイコンが出力している方形波(画面への表示は切っていた)だったのです。
FFT後のピン・ポン基本波に「レベル差がないやん」と思って見直したら、ミスしていました。
後ほど差し替えます。
(基材は仕事場ですので!)
時間領域で一瞬の信号をFFTしただけだと差がわかりにくいと思います。FFTも時間順に連続表示させてみるといっぱつでわかるんですけどね。
回転系のノイズ分析や音声のパターン解析では、世滑軸を時間にして縦軸をFFT結果の重みを色変化にしたグラフを表示させてました。
TV番組で日本音響研究所とかが声の分析している時のグラフです。CoolEditProとかを使うと簡単に切り替え表示できます。私も音声データのノイズ除去に使ってました。
2008年01月13日(日) 08:20 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
kazzさん、そのとおりです。
PCにマイクをつないで録音して解析させてみる、てなことも思ってみま
した。う〜ん。
「プツ音」の原因分析にそこまでしなくてもっ、ということでオシロによる
一瞬FFTでご勘弁下さい。
2008年01月16日(水) 06:46 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
今回の「プツ音」、低域に出ているようですね。
ですので、スピーカじゃなくって圧電発音体(発生できる周波数帯が高い)を
使った場合は気にならないわけです。
アンプに行く前の信号で低域カット(小さめのCでカップリング)というのも効果
がありそうです。
鳴っているのが単音だから気になるっというのもあるでしょうね。
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