ピン・ポン チャイム音
PICマイコンを使って「ピン・ポン」というチャイム音発生にトライ。
和音は考えていないのでduty50%のPWM出力で音を発生。
PWM出力を持つ、8ピンの12F683を使ってみました。
…何に使うか →真田庵に取り付けたセンサーの分岐報知
回路はまた今度ということで、その出力波形をご覧ください。
こんな感じでアタック時間とレリーズ時間を制御しています。
さて、問題はピン・ポンというPWM周波数の切り替える時に起こりました。
何も考えずにPWM周波数を切り替えると、こんな具合になるのです。
中央を境に方形波の周波数(周期)が変わっているでしょう。
その区切り目がなめらかではありません。
処理のタイミングにより、この部分の波形が変化します。
でもわずか2ms。
しかし、この音をアンプを通してスピーカーで聞くと「プツ」音として聞こえるのです。
(スピーカー+箱の特性にもよるのでしょうが)
連続報知すると、ピンとポンの間に入るプツが気になってしまうのです。
わずか2msの不連続点が耳につくとはねぇ、です。
自分の耳がそんな検出能力を持つとはちょっと不思議。
そこで対策。
PWM波出力の↑↓エッジをチェックしてPWM周波数を変えるポイントを固定してみました。
それがこの波形。
これでピン・ポン間のプツ音がなくなりました。
おしまい。
※参考:モールス符号受信練習機のモニター音キークリック対策
※=続き=
※=続き FFTしてみた=
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2008年1月7日 06時16分
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波形の途中で別の波形に不連続に乗り換える今回のような例はテキメンです。ポツっと言う音が聞こえてきます。
実際にスペクトルを見るとモノノ見事に広帯域に音データが乗ってしまい、明らかなノイズとして見ることができます。
ほんと、音データの波形の継ぎ目は編集中には気を遣いますよ。
ノーマライズ処理(ピークではなく聴感上の音量をそろえる)と波形のノイズ除去は結構面倒で。CoolEditで100種類の効果音を何回もやり直したので、専用のツールが欲しくなりました。
そういやこの波形、FFTをして比べてみればよかったですね。
今度やってみよう。
これはスピーカーではなく圧電発音体を使ったので、音量可変はPWMのdutyを変えて実現しました。
圧電発音体の周波数特性(ピーク4kHzあたり)でしょうね、このときポツ音は気になりませんでした。
・市販品はセンサーが感知している間、ずっと鳴りっぱなし。
・入館した人がセンサー付近でウロウロしていると鳴りっぱなしになってうるさい。
そこで、
・センサー感知で(一瞬でも)一定時間(例えば10秒)鳴らしたい。
・その後、感知が続いていても(断続的でも)一定時間感知がない状態
(例えば30秒)にならないと次回の報知を行わない。
てな要求仕様なのです。