今度は「ニカド電池」を解体
※前記事:ニッケル水素電池の中身
ニッ水電池と、どう違うのか古〜いニカド電池を解体してみました。
予備知識として電池の知識:電池の構造と反応式(社団法人電池工業会)をどうぞ。
引っ張り出してきたのは三洋の電池。
プラス電極に液漏れ。
古電池ストック箱に入れてあったのを出してきました。
単3サイズ、500mAh。
「1988」年と日付が入っていますので、20年前の電池です。
まず、外装フィルムをはがします。
その後、プラス極側の絞り込んだところに糸ノコを当てゴシゴシ。
ポロリとプラス極の内部が現れます。
以前のニッ水電池と同じような感じです。
引っ張っても抜け出ません。
マイナス極側も糸ノコでゴシゴシ。
やはり引き出せません。
そこで、金属筒を縦に切って解体します。
くるくる巻かれた内部構造が出てきました。
広げてみると…
プラス電極付近の拡大。
マイナス極は、この右側部分で外筒金属と接触していました。
網状になった薄板が見えているでしょう。
ニッ水電池の内部素材は粉を固めたような感じで、あれこれ触っている
間にパラパラ落ちていました。
今回解体したニカド電池の電極構造はしっかりした様子です。
網状金属薄板を電極物質が挟み込んでいて、それをはがそうとゴシゴシ、
コツコツしたのですがうまく取ることができません。
しっかり薄板にくっついています。
それにしても、前回のニッ水電池そして今回のニカド電池、両方とも
「電解液」らしきヌメヌメしたものはありませんでした。
写真で白く見える繊維状のセパレータも乾いた感じです。
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2008年4月15日 18時06分
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・電池 |
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乾いてしまったから電池として機能しなくなった、ということですよね?
今回の電池は20年前のですからねぇ。
電解液が無くなるっという原因は?
急速充電あたりがあやしそう。
もったいないけど、新品電池をバラしてみるか…
どなたか専門家いませんかぁ??
ちなみにトラ技次号の特集は「電池」。
液が蒸発すれば軽くなるだろうし。
1mgまで計れるのっていくらぐらいするのだろう。
ガレージ仲間のゴム屋にあったかな。
古いニカド電池(単体じゃなく組み電池も)、たくさん溜まっていますわ。
Wikiにはあれこれ書いてありますが、実際のところ、空気中に出した場合はどうなんでしょうね?
水に溶けたりしない限り大丈夫なんじゃないかしら。
っと、専門外のことなので…。