LUMIX DMC-L10用ケーブルリモコン
※≪前記事≫:LUMIX DMC-L10のUSBコネクタ
本体、DMC-L10といっしょに買ったのが専用のケーブルリモコン「DMW-RSL1」。
(オプション品カタログの中にあります)
これも買ってみないとどんなものか(操作感覚など)分からない商品です。
まず…カメラとつなぐイヤホンプラグ、4極構造です。
ちょっと特殊。
「何か複雑なことをしているのか?」という予感が…
リコーのCaplio GX100用リモコンCA-1の例がありますからね。
リモコン本体を解体してみると…
中はホレ↓
下側はスライドロック用の機構。
上に見える「金色金属板」が接点。
ボタンを押すと2アクションで接点が閉じます。
接点部分の拡大↓
みごとな「金メッキ」。
「接点のある先端だけメッキすればいいんじゃないんかい!」っとツッコミたく
なるような全面金メッキなのです。
「高級オーディオ風味付けかいな?」っと、まぁねぇっという感じです。
見えないところにチカラを入れすぎですよ松下さん。
さて、ケーブル引き出し口になにやら小基板が載っています。
持ち上げて拡大↓
抵抗が3本。 それも1%誤差の抵抗です。
何するのにそんな精度がいるのっという感じです。
あぁ…「高級オーディオ風」ですね。
しかし、「鉛フリー」のおかげで電線の接続部分が美しくありません。
ハンダ面に光沢がなく流れが悪いので、むちゃへたくそに見えるのです。しかたないですなねぇ。
この回路で何をしているのか…
回路展開! (クリックで拡大↓)
抵抗は上から「36kΩ」「2.7kΩ」「2kΩ」。
しかし、36kとは珍しい。
「E24」系列の抵抗ですが、仕事場には常備在庫していませんよ。
動作:
ボタン開放 : 40.7kΩ
ボタン半押し: 4.7kΩ
ボタン全押し: 2kΩ
と、抵抗値で外付けケーブルリモコンのスイッチ状態を監視しているようです。
何でこんな複雑な設計をしたの?っとちょっと疑問です。
(金メッキの様子も含めて)
4極のイヤホンジャック、リモコン接続以外に何か他の機能があるのかしら。
★LUMIX DMC-L10の露出不安定現象 …L10手放しました
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2008年4月27日 05時31分
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羨ましい限りです。
外付け抵抗の値(=端子電圧)で動作状態を変える
というのは、カーナビのステアリングスイッチも同じ
です。配線の数を減らしたいからでしょうね。
今はカーナビソフト検査の出稼ぎをしていますが、
評価現場でそのスイッチが欠品すると、なぜか
「代替品を作ってくれ」と言われたり。Hi.
ただこの場合、本当に端子が2つも余っているの
なら、確かにこんな設計は必要ありませんね。
単に従来機の設計を使い回している?
金属皮膜抵抗の方が広範囲なワット数をカバーしているのでメーカーによってはカーボン皮膜抵抗より標準品扱いなのかも。
秋葉原では金属被膜抵抗は当たり前のようにあちこちで扱ってます。
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