Blitzcat:猫の帰還
大空のサムライ・坂井三郎で紹介しました「ロバート・ウェストール」さんの本が東成図書館の
「ヤング」コーナーにありました。
「猫の帰還」。 原題は「Blitzcat」。
「blitz」は「電撃戦」とか「急襲」てな意味。
第二次世界大戦のイギリスを舞台に、黒の雌猫ちゃんがあちこち旅する物語です。
1989年に原本が出版されて、この訳本は1998年。
ヤング向けということで、難しい漢字にはふりがなが付けてありますよ。
彼女:猫の名前は「ロード・ゴート」。
こんな名札を首にぶら下げています。
ロード・ゴートは、イギリス大陸派遣軍司令官の名前と同じ。
時はフランス・ダンケルクからの敗走。
そんなときに発せられた「ロード・ゴートが行方不明」という電報が
騒ぎを引き起こします。
司令官ではなく猫が行方不明になったという電報だったのですが、それが
勘違いを呼び大騒ぎに。
猫が主役ですが主題は「戦争」。
主にイギリス空軍が描かれます。
クライマックスはウェリントン爆撃機に入り込んでしまい、尾部銃座から
「Bf110夜間戦闘機」を撃墜するところ。
パラシュート降下までしちゃいます。
やすものの架空戦記より面白い!
波瀾万丈の体験をして最後は無事に飼い主の元へ戻ります。
でも、彼女はわりと平気で冷静。
かって気ままにネコしております。
表紙に描かれた猫のバック、光条は索敵するサーチライト。
原作の表紙も何種類か異なる絵があるようです。
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2008年10月31日 09時08分
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