ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2009年02月03日(火)
デジタルオシロが苦手なもの
「オシロスコープ放出」のコメントに書いていますが、デジタルオシロスコープには苦手なものがあります。
単発現象は取り込みに成功すれば確実に表示してくれます。
でも、アナログオシロが普通に表示できるものが表示できない(ことがある)、
要注意です。

何かサンプルがないかと引っ張ってきたのがこれ。
昔なつかしいテストオシレータ。

真空管式です。

これで10MHzのAM変調波を出力。
アナログオシロで見るとこんな具合。

上が10MHzの高周波。下が変調波。730Hzくらい。

これをhp社のデジタルオシロで見ると↓


いちおう見えています。
でも、オシレータの周波数ダイヤルを少し触ると…


ほら、似てもにつかぬ波形が高周波表示側に現れます。
いわゆる「エイリアシング」

※解説記事
デジタルオシロとアナログオシロの違い


エイリアシングがおきていないか、あるいはサンプリング間隔に達しない細い
パルスが入っていないかをチェックするための「エンベロープモード」や
「ピークデテクト機能」が装備されています。
このhp社のにはピークデテクタが入っています。
でも、ノイズっぽい表示になります。


単発波形として見る分にはこうして「50MHz」の波形もとらえることができます。

画面の右下に「毎秒2Gサンプル」となっているのが表示されています。

仕事場には古〜いアナログオシロが2台ありますが、こんな理由でこれらは
捨てられ(!)ません。
  (そのうちの1台はアナデジなのですよ。今となっては貴重)
今回はデジタルオシロだから放出、ということでございます。


2009年2月3日 09時30分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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>アナデジ
テクトロの478や2230を思い出します。あれは慣れるととっても便利でした。
完全デジタルの2430はサンプリングが荒くて使いにくかったですね。
リンク先がマイコミだったのでちょっとびっくり。こんな解説もやっているんですね。DSOの原理が良くわかりました。「デジタルオシロ=アナログ機能も付加」と考えたいたのですが、デジタルとアナログ、全く別物と考えてよさそうですね。
ナイキスト、エイリアシング、コサインロールオフ、オーバーサンプリング、ΔΣ・・・A/D変換で良く使う言葉。

#年代物のテストオシレータ、なかなかイイですねぇ〜。
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