電池電圧チェッカを改造
電池の内部抵抗を計ってみる#9にコメントしましたように、CR123型リチウム・イオン
充電池の電圧もチェックできるように「電池電圧チェッカ」(組み立てキット頒布中)
を改造中です。
右側の茶色いユニバーサル基板が、デバッグ用の回路。
この基板上でPIC16F819のプログラムををゴソゴソしています。
リチウム・イオン電池の最大は約4.2V。
現状の電池電圧チェッカは、Vref電圧である2.5Vが最大です。
4.2Vなら電源供給系はOK。(DC-DCコンバータの動作)
そこで、電圧測定入力のところに抵抗を1本付加して、電池電圧
をおよそ半分に下げます。
Vrefの設定値を、入力電圧を下げた比率だけ上げれば、2.5Vを
越える電池でもその電圧値を表示できるぞという仕掛けです。
PICのプログラム、8ビット処理ですませているところを(最大値
2.55V表示)、16ビット処理に拡張して3桁9.99Vまで表示できる
ようにします。
CR123用の電池ホルダーは持っていないので、どうしよう。
プログラムの改造、完了しました。
現バージョン(単3単4電池用)と互換性を保っていますので、分圧
抵抗を付けなければ同じです。
分圧抵抗を付加すると最大表示が約4.50Vになります。
そのとき、Vref設定値を変えなければなりません。
プログラムを変更して、この値の設定範囲を広くしました。
現:2.45〜2.55 新:2.40〜5.12
CR123用の電池ホルダーはキットに含めれませんが、抵抗は追加してお
きますので。
キットの解説記事、改造について近日中にまとめておきます。
・ハード的な改造は2点。
参:<回路図>
(1)電池からマイコンのA/D入力につながっている抵抗R3を
カーボンから金皮1%のものに。抵抗値はそのままで10k。
(2)C9に並列になる格好で、A/D入力・GND間に金皮1%・12k抵抗を追加。
電池電圧を分圧して、およそ4.5Vフルスケールに変更。
12kの抵抗、小型の手持ちがなかったので昔ながら大きさの1/4Wで。
それから、マイコンを新しくしてVref値の設定をやり直します。
※改造手順をまとめました。
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2009年5月14日 16時05分
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月曜日以降は新バージョンです。
代金は着払いになっていますので。
アクト電子のHPをご覧ください。
ありがとうございました。
なるべく早く組み立てしたいです(^_^;)