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2009年07月02日(木)
ニッ水電池のサイクル耐久特性試験
こんなのを作っています。
「JIS C 8708 表9」の規格にのっとったニッ水電池のサイクル耐久特性
試験器です。

定電流で充電と放電を繰り返してどれだけもつか、という実験。
JIS規格に従ったらどうなるか、ほんとに電池メーカが発表している
充放電サイクル数が正しいのん?という興味が出発点です。



定電流充電回路と、定電流放電回路があってタイマーと電圧監視
しながら充放電を繰り返します。
50サイクル目の放電の時(時間ではなく1.0Vまで定電流で放電)に
電圧変化をマイコン内蔵EEPROMに記憶。
50、100、150、200サイクルの4データを記録した後停止して
シリアル通信で保存した放電データを出力します。

今回は写真だけ。
詳細はまたねっ。


※追記
JIS C8708表9によりますと50サイクル目の充電が0.1Cで16時間、
その後、1〜4時間の休憩(静置)をはさんで0.2Cの電流で1.0Vまでの放電
を開始します。
このときの放電特性を記録しようというのが目的です。
まだ試運転状態ですが、0.2Cによるゆるやかな放電だとこんなグラフにな
ります。



サンプルは「セリアのVOLCANO」100円ニッ水電池です。
すでに何度も充放電を繰り返し、もう急速充電できないものなのですが、
ゆっくり充放電だとこんな特性が出てきます。
定格1300mAhで0.2C放電ですので260mAの定電流放電。
それで5時間弱(グラフの横軸、単位は分)まで放電が続いていますので、
まだまだこいつは生きてるぞ!という判断になるわけですね。
JISによりますと「3時間(180分)未満で寿命」ということですから。
   (充放電の繰り返しサイクルを5サイクルに短縮してこのグラフを得ました。
    50サイクル行うとなると何日かかる? 13日くらいかな)


セリアの単3ニッ水電池「VOLCANO」1300mAh リンク一覧

≪参考:回路図≫

充電式エボルタ 200サイクル目の結果

※続き
#2 2009年09月22日
#3 2009年10月10日


まとめ:充電器、放電器、電池チェッカー :2010-01-22



2009年7月2日 22時00分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 / ・電池 |
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