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2010年10月27日(水)
DC-DCコンバータ回路テスター
こんなのを作りました。


DC-DCコンバータ回路をテストするためのツール。
DCコン回路に電源を供給する可変電圧の定電圧回路と、DCコン出力の
負荷となる定電流回路を乗せてあります。
マイナス出力のDCコンも扱えるよう、定電流負荷は+/-2系統あります。
負荷電流を変えながら供給電圧を上下させて、DCコンの挙動を見ようというものです。
  (回路資料はまた今度ね)
結果はシリアル出力してテキスト保存。
gnuplotにデータを食わせてグラフ化。
てな流れです。

手元にある携帯電話用充電器を計ってみました。
まずは忘れ物(捨てたん?)の充電器
捨てずに捕ってありましたんで、いいサンプルになります。
これはバラせたんで、回路をクリップではさんで接続。


私の携帯電話、電池のスペックを見ますと3.7V、800mAh。
充電時間120分っとなっています。
ということは平均すりゃ0.4Aで充電かと。
出力電流の目安、このあたりでしょう。

供給電圧は電池2本ですので1.8〜3.4V、0.2Vステップで上昇。
負荷電流は0.0〜0.4Aを0.02Aステップで。

結果、こんなグラフになりました。
まずは出力電流と出力電圧。


供給電圧が低いと、電流が増えたときにドロップしてしまいます。
そしてこの時の電源供給電流の変化がこれ。


供給電源は0.7Aでリミットをかけているので、電流が増えたときは頭打ちになっています。
そして、電圧1.8Vのグラフが暴れているのはDCコン昇圧回路がちゃんと作動しなく
なったからでしょう。


もう一つのサンプルがこれ。
やはり単3電池2本で携帯電話を充電するというアダプタです。


でもこれ、バラせません。
制御基板を取り出せないのです。
電源は電池端子から供給できますが、負荷側の接続をどうしようかと…

ジャンク箱を家捜しして試したのがテープ電線。


シールで厚みを調整。


端子ピッチはエエかげんですが、なんとか実験できるようです。



供給電圧M負荷電流のスキャン範囲は上と同じ。
その結果です。




上の充電器より、取り出せる電流は低めです。
供給電源の0.7Aリミットにひっかかってフルパワーは出せていません。
でも、変換効率は微妙かな。


まっ。 こんな回路です。
DCコンの特性を調べるのに、電圧電流範囲を設定さえすれば、自動でデータとり
してくれるので便利!



2010年10月27日 09時24分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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