DC-DCコンバータ回路テスター
こんなのを作りました。
DC-DCコンバータ回路をテストするためのツール。
DCコン回路に電源を供給する可変電圧の定電圧回路と、DCコン出力の
負荷となる定電流回路を乗せてあります。
マイナス出力のDCコンも扱えるよう、定電流負荷は+/-2系統あります。
負荷電流を変えながら供給電圧を上下させて、DCコンの挙動を見ようというものです。
(回路資料はまた今度ね)
結果はシリアル出力してテキスト保存。
gnuplotにデータを食わせてグラフ化。
てな流れです。
手元にある携帯電話用充電器を計ってみました。
まずは忘れ物(捨てたん?)の充電器。
捨てずに捕ってありましたんで、いいサンプルになります。
これはバラせたんで、回路をクリップではさんで接続。
私の携帯電話、電池のスペックを見ますと3.7V、800mAh。
充電時間120分っとなっています。
ということは平均すりゃ0.4Aで充電かと。
出力電流の目安、このあたりでしょう。
供給電圧は電池2本ですので1.8〜3.4V、0.2Vステップで上昇。
負荷電流は0.0〜0.4Aを0.02Aステップで。
結果、こんなグラフになりました。
まずは出力電流と出力電圧。
供給電圧が低いと、電流が増えたときにドロップしてしまいます。
そしてこの時の電源供給電流の変化がこれ。
供給電源は0.7Aでリミットをかけているので、電流が増えたときは頭打ちになっています。
そして、電圧1.8Vのグラフが暴れているのはDCコン昇圧回路がちゃんと作動しなく
なったからでしょう。
もう一つのサンプルがこれ。
やはり単3電池2本で携帯電話を充電するというアダプタです。
でもこれ、バラせません。
制御基板を取り出せないのです。
電源は電池端子から供給できますが、負荷側の接続をどうしようかと…
ジャンク箱を家捜しして試したのがテープ電線。
シールで厚みを調整。
端子ピッチはエエかげんですが、なんとか実験できるようです。
供給電圧M負荷電流のスキャン範囲は上と同じ。
その結果です。
上の充電器より、取り出せる電流は低めです。
供給電源の0.7Aリミットにひっかかってフルパワーは出せていません。
でも、変換効率は微妙かな。
まっ。 こんな回路です。
DCコンの特性を調べるのに、電圧電流範囲を設定さえすれば、自動でデータとり
してくれるので便利!
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2010年10月27日 09時24分
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