USBシガープラグ 逆流阻止ダイオードなしで
USBシガープラグの特性調査、jr7cwkさんからのリクエストがあったので、
逆流阻止ダイオードの手前に負荷をつないで特性を調べてみました。
その前に…USB信号D+とD-の短絡ですが、やっぱりしてありました。
USBを電源供給に使うだけの話しなら問題ないのでしょうが、接続機器が
データ通信しようとすると信号の短絡が生じます。
これはやっぱりまずいですわな。
とりあえず、私とこでの用途は携帯電話電池の充電。
手持ちの携帯電話接続ケーブルを見ますと、電源線だけしかコネクタ接点
がありません。
ですんで、データ線は関係なし。
でも、これでは具合の悪い機器もあるでしょう。
さて、逆流阻止ダイオードの手前で計るとこんな具合になりました。
●出力電圧の変化
みごとに「定電圧」。
●入力電流の変化
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2010年11月1日 11時23分
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・電子回路工作 |
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なのでショートだけ(中点ぶらさがりも)している充電器があります。
最近のスマートフォンはほとんどコレでないと充電できないんですよね。
EDN japanにあれこれ書かれていますね。
でも、よーわからん。
中国通信規格とは、4000年を誇るかの国の規格のことでしょうか。
見事に定電圧特性になりましたね。
グラフ見てちょっと気になったのが、電流の制限開始ポイント。
電源側の電流を検出して制限がかかるので、電源電圧で制限開始ポイントが変わってくる特性をいくつか見てますが、何故か電圧が変わっても同じになっているように見えます。
もしかして、電源側の電流容量の都合で電源電圧が下がってしまっているのでしょうか。
D+D-間ショートの件は元の書き込みのほうに・・・
こんなことだったんじゃないかと推測↓
電流計を電源と回路の間に入れていて、電流計の内部抵抗で供給電圧がドロップ。
大電流域での電圧低下に気が付かなかった…
それでおかしな特性が生じたとか。
今回の実験回路はそんなことがないよう作ってあります。
ただ、マイコンのA/Dが10bitなので、精度的にはギリギリです。
http://samidare.jp/jr7cwk/lavo.php?p=log&lid=158903
測定したのは店主様が測定された物とは異なりますが、店主様が測定された結果と同様、電圧が低下し始めるポイントは電源電圧にかかわらず大きな違いが見られませんでした。
(申し訳ありません。
>電源電圧で制限開始ポイントが変わってくる特性
と書き込んだのは、別の実験結果と勘違いしていたのかも知れません。)
また大電流領域では時間により電圧が少しずつ低下する挙動があり、ICが熱くなっているのに気が付きました。
手動での測定では限界がありますね。(特性の再現性にも影響しそう)
出力電流対電源電流の特性をグラフにしてみたら、電源電圧にかかわらず、ある出力電流付近にピークがありました。
改めて店主様のデータを見てみますと同じ傾向です。完全に見落としてました。
それにしても、電源電流で制限がかかる回路のはずなのに、なんでこんな特性になるのか、腑に落ちなくて・・・
>測定系
先のアドレスに測定の様子を載せてます。
(みっともない状態ですが、こんな感じでいつも測定してます。
リベンジです。
電流制限ポイントが小さい、古い携帯充電器の特性を測定してみました。
結果は・・・
http://samidare.jp/jr7cwk/lavo.php?p=log&lid=212382
このように電源電圧で最大出力電流が変わる様子が現れました。
この事から、電流制限抵抗が小さい機種は、その部分での電流制限がうまくかからず、
どこか別の部分で電流制限がかかっているような気がします。
負荷電流を変化させるステップの問題です。
この測定では定電流負荷0〜1Aを0.05Aピッチで変化。
ですんで、入力電流の測定もこの間隔。
入力電流変化がこのピッチの中に埋もれてしまったというわけです。