直近のコンデンサで解決
OSコンで異常かなであれこれしていたTI製DCコンIC「TPS61070」、
ochiaiさんのアドバイスによりIC直近のコンデンサで解決しました。
こんな具合に、ICをまたいで10uF積セラをハンダ付け。
チップコンじゃなく、リード線タイプの10uF。
DC出力特性も改善。
入力電圧1.5V以上あれば100mAの出力電流が引き出せます。
電圧があばれていますが、実験机のすぐそばでノイズが出る試験を繰り返して
いるのが影響していたのではないかと思います。
※オムロンG2Eリレー互換品の耐久テスト中なのです。
今日にも百万回目の開閉。
接点の接触抵抗を調べてからバラしてみます。
出力波形(リップル電圧)をオシロで見るためにプローブをつないでいたので
ノイズを拾ったのではないかと。
オシロに接点開閉のノイズが見えてましたから。
入力電流はこんな具合。
効率はあまり変わっていないようです。
付加したコンデンサ、入出力片側だけでは×。
両方入れないと効果はありません。
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2010年11月25日 13時34分
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よければ、公開で書き込みいただければと…
「メール」「URL欄」は空白でかまいませんので。
ZAQのブログ、書いたメールが出てしまうんですよ。
管理者にだけ知らせるだけでいいのにねぇ。
横レスすいません。
周波数が高いせいか、GNDピン側のちょっとした「長さ」がインダクタンスとして効いてしまっているのですね。
(よくよく考えてみるとパルス状の電流が流れるでしょうから、高調波成分も相当ありますよね。)
GHz帯の測定でGNDピン側の「共通インピーダンス」に起因する問題に悩まされた事はあったのですが・・・
「電力」を扱うだけにインダクタンスの絶対値が少なくても効いてしまうのですね。
チップの場合は全てチップ部品で構成されるようにできていると思いますので、ディスクリートとの組み合わせは難しいですね。理論的に最短で接続しようとしても物理的にLが大きかったり、Cが大きかったり、ICのピン間が細くて通せなかったりいろいろ制約が出ます。でもSOT-23はまだ扱いやすいです。3x3mm DFNなんかはSOT-23よりも小さいですが、熱抵抗は半分以下で電流を流す用途ではパッケージの差がかなり出ます。時間があったらTPS61070も実験してみようと思います。
各社高速SW DC-DCコンバータ多数リリースしているから、実験するの大変です。基板を起こさないと評価にならないので
「KB3429」が使用されている、ある携帯電話充電器
http://samidare.jp/jr7cwk/lavo?p=log&lid=120798
(ページ下のほうの「APPOLONV」)
の特性を測定しようとごそごそ始めたのですが・・・出力電流が取れず。
どうも同じような話ではまってしまっているみたいです。
う〜ん。手ごわい。
ochiaiさん、
>基板を起こさないと評価にならない
やはり、そういう世界になってしまっているんですね。
電池1〜2本からの昇圧電源は電圧が低いのでオン抵抗がそんなに小さくならず、どういうICでも取れる電流はさほど変わらないんじゃないかと思います。大体電池が数Aも流せませんし、低ON抵抗のFETを作るにはある程度ゲート電圧が必要になりますから。
電源設計が大変なので各社電源モジュールを出すようになりましたね。リニアのμMODULEとかナショセミのLMZシリーズとか他にもありますね。これら結構いい値段するんだ…
昇圧・高電圧はあまり需要がないみたいでほとんどがFPGAなどのロジック回路用の降圧型ばかりです。
レス遅れすいません。
>電池1〜2本からの昇圧電源は電圧が低いので〜中略〜どういうICでも取れる電流はさほど変わらないんじゃないかと
そうだと思います。
実際今までいくつか測定した携帯電話充電器は電源電圧3Vで出力は300mA程度(10%電圧低下で)でした。
(電池の電流容量を考えるとNiMH電池を使用したいところですが、電圧が低い分電流取れなくなるし、で、悩ましいところ。)
なお、今回測定しようとしている物は100mA位で落ちてしまうので、本領発揮出来ていないみたいです。
Cをいろいろ追加して再チャレンジせねば。