高張提灯点灯回路
※高張提灯を明るくしたいの続き。
とりあえず、こんな回路に落ち着きました。
(クリックで拡大↓)
高出力LEDを2直×2列。
1列に0.12A流します。
コントローラはNJU7600。
図の下側の回路は電池消耗警報。
リセットICが電圧低下を検出したら、LEDの明るさを変え(明滅させ)
て、電池交換を知らせようという試みです。
しかし、落とし穴がぁぁぁぁぁ。
定電圧電源で実験している場合は目論見どおりの動作をします。
電圧低下でLMC555が発振を開始。
それを帰還電圧に加えて明滅させるというしかけです。
さて。ちょっと整理。
Q:TL431の役目は?
A:これがないと明滅の輝度が電池電圧によって変化しちゃうんです。
一定電圧の方形波を得るためです。
ツェナーダイオードでは一定にならず。
Q:C11は何?
A:帰還電圧に方形波を加えると、暗→明に変化した時、NJU7600がシャットダウン
してLEDが消えてしまうのです。
ゆるりとした波形にするとぜんぜん大丈夫。
(NJU7600が悪いんじゃないんです。
この状態、すでに電池はへたりかけている。
だもんで電池内部抵抗が大きくなっている。
方形波駆動による急激なスイッチング電流増大で電圧が低下。
7600は頑張ろうとしているのですが、元電圧が低いのでパワーが出ず。
しばらくがんばったけど、あきらめてしまう状態になるのです。
それがゆるやかな変化にすると、逃げれるのです)
でも、コンデンサの値により、今度はTL431が発振。
だからTL431はキライ。
Q:C6は?
A:そうなんですよ。
定電圧電源での実験だと、内部抵抗によるドロップは考慮外。
ところが実際の電池がへたりかけたときは、内部抵抗も増大。
こんな具合になります。
まず電圧低下検出。 555リセット解除。
555の出力がHになりLED輝度低下。
すると電池電流が減り、すると電池電圧上昇。
電圧低下検出オフ。 とたんに555リセット。
LED高輝度に。
555が発振を始める前にこれを繰り返してしまうのです。
そこで、この繰り返しを長めるためのコンデンサを挿入。
んじゃ、555の発振回路いらんやん。という事態に。
う〜む。
マイコンで制御するほうが賢いかなぁ。
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2010年12月28日 16時53分
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これだと点滅の周期で電池の残量が解ります。555だとCRで決めているのでわからないのではないかと。
電池が消耗したときこの周期で点滅しなければならないというのが決まっていなく、適当に点滅すればいいのであれば555いらないのではないでしょうか?
ICにシャットダウンピンがあればもうちょっと楽なんでしょうけど・・・
知らないお客さんに渡すとその辺にある電池を入れて、もともと点滅するように作ってあると思うかもしれません。高速に点滅したり、点灯しっぱなしになるんだけど、おかしくないですか?・・・いや〜それは電池がないからで本当は点滅しないで使うんですよ。みたいな。
それもさりげなく。
わかっているもんにだけわかるようにと。
電池OK時は ず〜〜っと明〜〜〜〜〜〜。
電池消耗時は
_____|明|_______|明|__
ちょっと暗
1秒周期くらいで。明暗1:5あたりを555のタイミング。
ハイパワーLED、軽く使っています。
8コでざっと3W。
提灯全体を灯すので、明るさはこれくらい必要。
それで日暮れの早い秋祭りのことを考えると持続時間6時間は必須。
結局、乾電池電圧の変化、起電力より内部抵抗の影響のほうが
大だったというわけで。
これだけのためにマイコン…書き込みが大変!
ロジックICで電池低下をラッチするとか・・・
それでもIC2個くらいにはしたいところでしょうし。
マイコンのほうが楽かなっと。
A/Dで電圧監視。
4Vを切ると明滅し出す。
どんどん電圧が下がってくると、明滅周期の暗時間を長く。
てな具合。
暗時間を長くというのは、その時の電流消費を減らし、ちょっと
でも電池の持ちを長引かせるのが目的。
チラチラさせるのも間欠動作できますし。