高張提灯を明るくしたい
地域の地車(だんじり)、その高張提灯(たかはり ちょうちん)を明るくできれば、という
リクエスト。
回りが暗いとそれなりの明るさで見える(写る)んですが…
でもやっぱり暗い…
で、高輝度LEDを使うとどうなるか、という実験です。
★要求仕様
・連続6時間は点いていて欲しい
宮入が22時。 秋だと17時頃には点灯。
・できるだけ軽く
提灯、大人じゃなく子供が持つ。
単1電池、4本あたりまで。
・「白」じゃなく電球色で
灯りの雰囲気ですな。
・ロウソクの揺らぎを再現
誰や、こんな仕様を言うのは!
電球色の高輝度LEDを8本使って、2直の4パラで点灯。
放熱器付きのLED。
きちんと放熱すれば0.4Aも流せる。
とりあえず、一直あたり0.1Aくらいで実験。
木の棒の4面に2個ずつネジ止め。
順方向電圧は3V。 2直だと6V。 それに定電流用の制御電圧。
乾電池4本の定格6Vをちょっと昇圧すればOKのはず。
最初は定番IC「MC34063」で、ステップアップ。
でも、もうひとつ。
電圧が下がった時の効率が良くない。
で、手持ちで使えそうなのと選んだのが「NJU7600」。
外付けFETで駆動。
左側が実験中のNJU7600。 右側はMC34063の残骸。
「101:100uH」というコイルが見えてますが、太線で巻き直して20uHくらい。
電流制限抵抗のドロップ電圧が一定になるよう、定電流制御。
提灯をかぶせるとこんな具合。
まあ、そこそこ明るい。
問題は電池の持ち。
もったいないけど、新品電池を実際につないで放置。
まずこれが1直あたり0.13A、4パラで計0.52Aの場合。
電池は名門パナソニックのアルカリLR20(XJ)単一。
(クリックで拡大↓)
これで6時間ちょい点灯できました。
もうちょっと余裕が欲しいかと、電流を0.1Aに下げた場合がこれ。
電池は百均屋で買ったコリア製。
「百均屋のはあかんで。」という声を聞きながら…
(クリックで拡大↓)
おぉ。 10時間を超えました。
3Vを切っても昇圧してくれているので、なかなか優秀。
0.12Aあたりで設計かと。
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2010年12月12日 14時55分
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最近こちらにちょくちょくおじゃまして勉強させていただいています。
ペンレコのチャート、すごいですね。記録紙とかインクとか、これを今でも使える状態に維持するのって、けっこう大変ではないでしょうか。
で紹介しています。
インク不要。
放電式の記録なんです。
ですんで、用紙が銀色。