クリップ断線
トラブルに気付くのは、たいてい「結果」を見てですが、順調に
動いていた装置のトラブル、原因はたいてい「入力」です。
昨日もこんなことが。
「日置のハイコーダ」、PCで処理しなくてもなにせ記録が目で見える。
いまだ、ちょっとした実験で便利に使っています。
そのチャート出力が「ゼロ」のままになってしまったのです。
実験装置は正常に動いています。
怪しいのは… 入力をつかさどっているクリップ!
あんのじょうでした。
電線を引っ張ってみると… ほれ
ずいぶん昔なんでしょう、補修というかクリップを付け替えていますね。
そして、クリップの根本、電線被覆を「カシメていない」理由はこれ↓
★居酒屋ガレージ:ミノムシ・クリップのハンダ付けはどのように?!
電線被覆をカシメて固定してしまうと…
・リード線をカシメた場合、その部分で断線がおきることが多い。
・そのとき、見た目はキッチリした外装の絶縁被覆そのままなので、断線とすぐに
判断できない。
・断線する場合も、内部のより線が1本だけ残って他の線が切れているとか、
カシメのせいで外装の形状が維持されるので接触不良っぽい断線が発生する。
・グッっと引っ張らないと、断線かどうか判断できない。
今回も、単純にハンダでくっつけていただけだったので、リードを
引っ張ったら赤クリップがはさんでいる箇所に残ってしまい、すぐに
原因が判明という次第。
長期間酷使するクリップ、主たるトラブルは断線。
いつか必ず発生するので、起こったらすぐ分かるように、っというのが
カシメをやめている理由です。
|
2011年9月29日 06時20分
|
記事へ |
コメント(4) |
トラックバック(0) |
|
・電子回路工作 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/2596/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
JSTのXHコネクタやAMPのEIコネクタでも痛い目に遭っています。
ブッシングがあってもコレですからね。
要は,半田で固まった部分と,フレキシブルになった練り線との境界で断線するのでしょうから,ここに力がかからないようにすればどうでしょう。
電線の折れ曲がり+引っぱりのチカラでしょうか。
で、切断により導通が無くなっても、被覆部分がカシメられていると、引っぱってもクリップ先端と電線が外れない。
異常に気が付きにくい状態になるんです。
ですんで、ちょっとばかりの耐久性より「トラぶったことにすぐ気が付く」ほうを優先にして、こんな加工をしています。