プルトニウムは天然鉱物かぁ?
図書館で借りてきたアクションものの小説。
タイトルは「アイス・ステーション」。
南極が舞台のお話です。
昔々… 南極が発端のパニックもの小説、こんなのに出会ってます。
司令部からの命令…
『静止衛星を現場上空へ移動させよ』
現場は南極。
あのね、静止衛星の軌道は赤道の真上。
どうやっても南極上空では静止できませんぜ。
で、今回の本ではこんな一節を発見。
南極基地の話をしているところで…
『… 莫大な価値を有する鉱物 −ウラニウムや
プルトニウム、金など− が発見されることも
ある。』
あの〜〜〜〜
プルトニウムって天然の鉱物としては産出しませんぜ!
プルトニウム239の半減期は2万4千年。
億単位の地球の年齢を経れば、1/2、1/4、…1/1024っと
消滅(他の物質に変化)してしまいます。
※参:「オクロの天然原子炉」
ということで、この本、読む気が失せてしまいました。
ちょっと作者さん!
それに編集者さん、そして訳者さん!
どうか気を付けてねぇ。
息子に話をしたら「誤訳の可能性は?」っと。
でも、あきらかな誤訳のある本を読むのもねぇ〜
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2012年2月12日 20時28分
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