おもちゃ病院用電源
月一で開院している東成おもちゃ病院、そこで使う実験用電源を
こしらえてみました。
いくら仕事場の近くといっても、トランスを使った重い電源を持ち
運ぶのはイヤ。
そこで、AC100V入力DC12V出力のスイッチング・タイプACアダプタ
を使うことにして軽量化。
直流安定化制御回路だけをアルミ箱に組み込みました。
いわゆるCVCC電源。
出来上がりはこんな感じです。
使ったのは、手持ちパーツばっかり。
中身↓
大きな文字で液晶表示の手法で、電圧値を大きく表示しています。
出力電流と入力電圧は小さく(普通の文字で)表示。
出力は0Vから可変。
相手がおもちゃですので、いいとこ電池4本の6Vまで。
006Pの9Vもカバーしなくちゃなりません。
入力電圧さえ上げれば15Vまで出せるようにしてあります。
電流制限はパワーTrのコレクタ側で検出。
「LT6100」、ハイサイド電流検出ICを使っています。
0.1Ωの電流検出抵抗でゲイン10倍ですから、最大2.5Aの
設定。
でも実際はDC入力となるACアダプタの能力次第となります。
回路図 (クリックで拡大↓)
電圧設定のポテンショは≪電源を改造≫の時、余分に買った残り。
液晶が20文字×4行なのは、16文字×2行の手持ちが無かったから。
OP-AMP、AD823はちともったいないか。
でも24Vを入力しても大丈夫なんで。
普通のC-MOS OP-AMPだと16Vが最大。
おもちゃの故障判断、モータを使ったものだと回路側が原因なのか、
それともモータがアウトなのかの見極めがいるんで、役立っています。
回路もモータも生きているけど、メカが渋くなっているなんてことも。
この前は、お菓子のカス(飴ちゃんをなめたよだれだろうな〜)が
原因でメカ部品が固着なんてことがありました。
アルコールで洗浄しようとしたら、真っ赤な塗装が溶けてくる〜。
なかなかたいへん。
仕上げはシリコンスプレーで。
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2012年3月5日 15時35分
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