電源を改造
いつも使っている自作の定電圧電源は以前に紹介しました。
・実験用電源(のケース)
・実験用電源の中身
今回は市販品の電源。
A&D社の「AD-8724D」という電源を購入したのですが、微妙に使いにくい点がありました。
電圧調整が普通のボリュームなのです。
つまり270度回転。
これで0V〜30Vまで可変するのですから、電圧を合わせにくいのです。
フロントパネルを外してみると、この写真左側のボリュームが基板に付いていました。
これを取り外し、写真右の多回転ポテンショメータに交換。
10回転型を使いたいところですが寸法の関係でパネルに付きません。
しかたなく小型の5回転型のを選びました。
コパルの「M-1305」。
シャフト径が細くなるので、ツマミも専用のものに換えます。
フロントパネル内側の様子。
交換したあとの写真です。
これで0〜30Vを5回転。
1回転で6Vと、スムーズに電圧設定できるようになりました。
下側のボリュームは「CC」調整用。
これはそれほど精度がいるわけじゃないので、オリジナルのまま残しています。
※追記
基板実装用多回転ポテンショメータのお話しはこちら。
メカ的な構造の違いにより、調整しやすい(ヒステリシスが小さい)ものと
そうでないものがあります。
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2009年3月2日 18時18分
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その後、菊水のPMC-182Aを買えたので忘れていましたが、こんな落とし穴が有ったとは。
菊水のはさすがに電圧電流とも多回転でした。
電源スイッチを入れないことには設定電圧値が読めません。
ですので電圧を設定しておいてから出力をオンするという操作ができないのです。
電圧表示したまま出力をオン・オフしたいよ!
この辺も菊水はさすがですね。
さらにLimitSWが有って、電圧電流の設定値を出力SWをOFFした状態で単独設定できます。
大昔に使っていたアナログメータの機種(PAB)には無かったのですが、
今回のPMC-Aでは、2メータと出力SWや連結機能、遠隔操作と、機能満載ですね。
ハンダ付けだけで固定されているのではないので、まぁ大丈夫かと思います。