ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2009年03月02日(月)
電源を改造
いつも使っている自作の定電圧電源は以前に紹介しました。
実験用電源(のケース)
実験用電源の中身

今回は市販品の電源。
A&D社の「AD-8724D」という電源を購入したのですが、微妙に使いにくい点がありました。


電圧調整が普通のボリュームなのです。
つまり270度回転。
これで0V〜30Vまで可変するのですから、電圧を合わせにくいのです。

フロントパネルを外してみると、この写真左側のボリュームが基板に付いていました。


これを取り外し、写真右の多回転ポテンショメータに交換。
10回転型を使いたいところですが寸法の関係でパネルに付きません。
しかたなく小型の5回転型のを選びました。

コパルの「M-1305」。

シャフト径が細くなるので、ツマミも専用のものに換えます。

フロントパネル内側の様子。

交換したあとの写真です。

これで0〜30Vを5回転。
1回転で6Vと、スムーズに電圧設定できるようになりました。


下側のボリュームは「CC」調整用。
これはそれほど精度がいるわけじゃないので、オリジナルのまま残しています。


※追記
基板実装用多回転ポテンショメータのお話しはこちら
メカ的な構造の違いにより、調整しやすい(ヒステリシスが小さい)ものと
そうでないものがあります。


2009年3月2日 18時18分 | 記事へ | コメント(6) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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この電源をヤフオクで見つけて、買おうとしてましたが、入札が及ばず買えませんでした。
その後、菊水のPMC-182Aを買えたので忘れていましたが、こんな落とし穴が有ったとは。
菊水のはさすがに電圧電流とも多回転でした。
2009年03月06日(金) 09:13 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
もうひとつ使いにくいと感じるのが、DC出力のon/offスイッチがないことです。
電源スイッチを入れないことには設定電圧値が読めません。
ですので電圧を設定しておいてから出力をオンするという操作ができないのです。
電圧表示したまま出力をオン・オフしたいよ!
>出力SW
この辺も菊水はさすがですね。
さらにLimitSWが有って、電圧電流の設定値を出力SWをOFFした状態で単独設定できます。
大昔に使っていたアナログメータの機種(PAB)には無かったのですが、
今回のPMC-Aでは、2メータと出力SWや連結機能、遠隔操作と、機能満載ですね。
下側のVR端子が直接基板にハンダ付けされているので、ぐりぐり回しているうちに、その歪みでクラックが入るような気がしますが・・・。
2009年03月07日(土) 05:24 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
ボリュームはフロント樹脂パネルにネジ止めされています。
ハンダ付けだけで固定されているのではないので、まぁ大丈夫かと思います。
ヒステレシス いゃ〜っ,実に懐かしい言葉です。
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