百均スイッチを…
百均屋さんの電気用品、バラせば利用できそうなパーツが出てきます。
例えばこの「4LED」照明ボックス。
(単4電池3本で光る)
解体すると小さなオルタネート・スイッチが出てきます。
このほかに電池の電極が取り出せます。
もちろんLEDも。
※でもそのLEDが問題→百均LEDの劣化
問題はその信頼性。
接点がどのくらいの接触抵抗になるのか調べてみました。
使ったのはこの10mA定電流源。
接点に一定電流を流し、デジタルテスターでドロップ電圧を四端子法で測定します。
四端子法だと、電源までの接続線やテスターのリード線が持つ抵抗
を無視できるので、安定して測定できます。
「電圧÷電流」で「抵抗値」が計算。
10mAなんで、1mVの電圧降下で「0.1Ω=100mΩ」となります。
まずこの灰色のスイッチ。
「30〜40mΩ」という値でした。
何度かon/offしても安定しています。
ところがLEDボックスから外したスイッチ(右側の)は抵抗が一桁上がります。
「100mΩ」くらいになったりで安定しません。
そして、電池のスプリング電極もこんな具合。
「約0.4mV」ですんでスプリングの抵抗が「40mΩ」であると示しています。
これが3本の電池のマイナス極を押さえますんで、合わせて120mΩ。
0.1Ωを超えます。
小電流だと無視できますが、ちょいと大きな電流、それも変動するような
負荷電流だと、電圧降下の変動が回路動作に影響を与えそうです。
スイッチの接触抵抗や電極の抵抗が微妙に問題になってくる可能性があります。
★東成おもちゃ病院まとめ
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2013年3月30日 20時43分
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