「フォトボル」をリニア動作させたら…アカンかった
「フォトボル」がやってきたでスイッチング速度を測ってみましたが、
今回はリニア動作の実験。
定電圧回路を制御するパワーFETの駆動に使ってみたのです。
うまくいけば高電圧電源のリニア制御が簡単に… という目論見です。
ちょこちょことユニバーサル基板にOP-AMPとフォトボル「TLP190B」、
それにパワーFETを乗せて…
でも、あきませんでした。 発振が止められません。
OP-AMPの帰還コンデンサを大きくしても、負荷の条件と出力電圧の
設定が変わると発振します。
発振した時の波形はこんな具合。 (クリックで拡大↓)
ch1 黄:出力電圧 (パワーFETのソース)
ch2 緑:OP-AMP出力
ch3 紫:FETゲート電圧(フォトボル出力)
波形を拡大。 (クリックで拡大↓)
OP-AMPは制御しようとするんですが、電圧が上がりすぎて
下げようとしてもフォトボル出力が追いつかないんです。
OP-AMP出力がLに張り付いちゃいます
FETのゲート容量で制御が遅れているわけです。
FETじゃなくトランジスタにして電流駆動だとどうかなという
ところなんですが、フォトボルの電流出力は10uAほど。
1万倍増幅(ダーリントン接続)しても0.1Aにしかなりません。
OP-AMP一段でリニア動作させ、電源制御に使うにはちょいと
難しいかしら。
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2013年4月1日 23時06分
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