色変化発光ボール
日曜日、小学校の地域倉庫(盆踊りのやぐら骨材やら、キャンプのテント
などあれこれを保管)を整理していたら、「色変化する発光ボール」
を発見しました。
いつぞやの「夏のつどい」(小学校でのイベント)での景品
だったんでしょう。
何年前から置いてあったのかは不明。
ボールの中に仕込まれたLEDの発光色が変化します。
土日の「校庭キャンプ・きもだめし」で使おうかと…
(道順照らし用 これまでは光る目玉)
単4電池3本で動作するんですが、9個発見したうちの4つしか
動作しません。
残り5個はアウト。
原因はこれ↓ 配線部分。
電源スイッチ(スライド・スイッチ)がアウト。
電池電極端子からのリード線もおかしな具合。
ガレージで一杯やりながら、みなであれこれ原因の推測。
(1)電池は取り外されていたんで、電池の液漏れじゃない。
(2)スイッチの不良なんだけど、電池電極もおかしいので、
原因は同じか?
(3)リード線の絶縁被覆から怪しい物質が浸みだしたんじゃ?
(可塑剤が怪しいとゴム屋の意見)
(4)長いことほったらかしにしてたんで水分じゃ?
(水道屋の意見)
(5)ハンダ付けのときのペーストに怪しい薬品を使ったんじゃ?
(太モノにハンダ付けする水道屋の意見)
(6)使われてるハンダ、普通の共晶ハンダじゃない。
鉛フリーぽいけどなんか微妙。
(電子回路屋:私)
(7)呪われてる。
(葬儀屋)
(5)の証拠ひとつが、スライド・スイッチでの使われていない端子。
ハンダされてないところまでアウトになっています。
怪しい液体をまとめて塗布ということならありえます。
スイッチの接点をバラすと、こんなふうになってました。
でも、アルコールで洗浄すると、緑色の怪しい付着物は剥がれ落ち、
きれいなメッキが見えてきます。
そして、電池ボックスに見える電極にもその痕跡があります。
拡大↓
この下でリード線がハンダされています。
作業するときは上下逆。 この上端が下になります。
ハンダする直前に怪しい塗布を行ったとしたら、液ダレすると、
こんな具合(サビのあるところ)に広がるのじゃ。
似たようなのがもう一つありました。
電極のサビ、上の方が細くなっています。
ハンダする端子への塗布作業があるとしたら、逆さにしての作業なわけで、
落ちるほうが細くなるというのは正解。
どうやら「ハンダ・ペースト」として怪しい液体が使われた
ようで、
それがリード線の銅や電池電極を腐食してしまったのでしょう。
板金加工だとペーストは「塩酸」。
使われているハンダの成分も絡んで、怪しさいっぱいです。
そうそう。 こんな「アウト」もありました。
★オフしない
オン・オフする接点にハンダがくっついてしまっていて、
オンしっぱなし。
★スライドスイッチが動かない
スイッチの「凸」が取れてしまっていて、どうにも
なりません。
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2013年7月30日 08時59分
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・配線をやりかえ
・スイッチを解体してアルコールで洗浄
・凸が取れていたスイッチは手持ちのに交換
「きもだめし」に間に合いました。