点滅「目玉」増殖
「目玉の中身」、「きもだめし」で紹介しました光りモノのおもちゃ。
校庭キャンプでのきもだめしで活躍したわけですが、外装樹脂の破損がありました。
次回来年も使うとなると、電池のことも考えなければなりません。
そこで、回路と目玉が印刷された部分だけを再利用することにしました。
この光る目玉、残っていたのは20コ。
なにせ固く接着してあります。
簡単にはバラせません。
まずは、油ぬきです。
小ドリルで2カ所穴を開けてポタポタと。
さて、中身をつぶさずに取り出さなくてはなりません。
20コ処理しようとするとなかなかたいへんです。
ノコギリで切ってみたのですが、時間がかかります。
で、面倒くさいとハンマーでゴツ! 割って中身を取り出します。
中身(回路が入った動く目の部分)も油が侵入してこないよう、厳重に封止されています。
これもハンマーでゴツ!
うまくまっぷたつに割れました。
回路基板を取り出したのが下の写真です。
内蔵されていたボタン電池は使いません。
一番良く使う単3電池3本仕様にします。
1.1Vほどしか電圧の出ない寿命末期の電池でも動作します。
※特小トランシーバで使う単3アルカリ電池、まだエネルギーが残っているのをたくさんストックしてあるのです。
このエネルギーを使い果たすのに、こういう光モノが最適です。
で、このヒカリ目玉を何に使うか・・・
きもだめしでの道順標識なのです。
真っ暗闇の小学校校舎廊下。
子供達には懐中電灯を持たせません。
今まではこんな豆電球を電池で光らせて、道順に置いていたのです。
火を使うロウソクは危険なので使えません。
真っ暗闇に光る豆電球。
これはこれでなかなかこわ〜い雰囲気があるのです。
※このほかにもLEDが順次点滅する自作の表示棒があります。
これは階段などの方向指示で利用します。
さて、その道順表示灯に今年の「目玉」が仲間入りです。
全部で10セット出来上がりました。
この光る目玉をうまく使って、段ボールか何かに絵を描いてもらい、来年のキャンプまでに「脅かしモノ」を作ってもらうことにします。
で、余ったのが元の目玉に入っていたボタン電池。
廃棄するしかないかしら。
※20コの目玉を解体してわかった不良率(電池に起因する不良は除いて)
・まったく動作せず:0
目玉単体で光らなかったのは、電池の不良(寿命)と起動接点(バネ部)の不良が原因。
回路的にはとりあえず全数動作した。
・LEDの不良:1
一つの目玉にLEDが3つ付いている。このLEDそのものが原因の点灯不良。
手持ちのLEDに交換して対策。
・制御ICの出力ポート不良:1
3つの出力のうち1つが死んでいた。
工場でも気が付いたのだろう、ジャンパーして別のLEDと並列接続してあった。
とりあえず光れば合格!という趣旨。 なかなかやるな。
・ハンダ付け不良:3
3つあるLEDのうちどれかが点かないというのは、たいていハンダ付け不良。
LEDを基板に付ける手ハンダがヘタ。
いもハンダになっていた。
てな、様子がわかりました。
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2006年8月15日 04時57分
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かって1年ぐらいで電源ボタンの反応が悪くなってしまっていて当時は不思議に思っていましたが昨年ついに電源ボタンが反応しなくなってしまったためばらしてみたらハンダ付けが完全にはがれてしまっていました。
メーカー品でも粗悪品はあるんですね。