『関門とんねる物語』
田村喜子著『関門とんねる物語』
またまた図書館の本。
『余部鉄橋物語』が面白かったんで、同じ著者さんを
追っかけして図書館にリクエストしました。
1992年の本なんですが、古さを感じません。
大戦中に完成した関門トンネルのお話なんで、昔話になっちゃう
わけですから…
「トンネル」が「とんねる」とひらがなになっているのは
あとがきにこんな解説があります。
…琵琶湖疎水を建設し。土木技術における日本の独立宣言
を果たした田辺朔郎博士には、『とんねる』と題する著書
がある。
そのタイトルをつけにあたり、田辺博士は「隧道」という
文字にこだわり漢字字典や和英字典を調べた揚句、「漢字
でも仮名でもローマ字でも、むずかしい名称を使用するよ
りも、とんねるとする方が一番平易で分かり易いから、
本書をとんねると題した次第である」と「序」に述べてお
られる。
本書のタイトルを『関門とんねる物語』としたのは、関門
トンネルの生みの親のひとりでもある田辺博士の、トンネ
ルに寄せる心を大切にしたいとねがったからである。
関門トンネルの掘削では「シールドマシン」が使われています。
直径7.2m、長さ5.8m。 重さ200トンと記されていて、小さいですが
写真も載っています。
三菱重工製。
油圧じゃなく、水圧駆動だそうな。
セグメントは12分割で幅は75cm。
ただ、本書では写真と図表が少ない。
ちょいと残念。
トンネルや橋、ダムなど巨大建造物にはロマンを感じます。
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2013年11月12日 09時31分
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