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2013年11月12日(火)
『関門とんねる物語』
田村喜子著『関門とんねる物語』



またまた図書館の本。
『余部鉄橋物語』が面白かったんで、同じ著者さんを
追っかけして図書館にリクエストしました。
1992年の本なんですが、古さを感じません。
大戦中に完成した関門トンネルのお話なんで、昔話になっちゃう
わけですから…

「トンネル」が「とんねる」とひらがなになっているのは
あとがきにこんな解説があります。

  …琵琶湖疎水を建設し。土木技術における日本の独立宣言
  を果たした田辺朔郎博士には、『とんねる』と題する著書
  がある。
  そのタイトルをつけにあたり、田辺博士は「隧道」という
  文字にこだわり漢字字典や和英字典を調べた揚句、「漢字
  でも仮名でもローマ字でも、むずかしい名称を使用するよ
  りも、とんねるとする方が一番平易で分かり易いから、
  本書をとんねると題した次第である」と「序」に述べてお
  られる。
  本書のタイトルを『関門とんねる物語』としたのは、関門
  トンネルの生みの親のひとりでもある田辺博士の、トンネ
  ルに寄せる心を大切にしたいとねがったからである。


関門トンネルの掘削では「シールドマシン」が使われています。
直径7.2m、長さ5.8m。 重さ200トンと記されていて、小さいですが
写真も載っています。
三菱重工製。
油圧じゃなく、水圧駆動だそうな。
セグメントは12分割で幅は75cm。

ただ、本書では写真と図表が少ない。
ちょいと残念。

トンネルや橋、ダムなど巨大建造物にはロマンを感じます。



2013年11月12日 09時31分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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