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2013年12月03日(火)
原子力関係本あれこれ
読書のメモ。

牧野淳一郎著『原発事故と科学的方法』



放出された放射性物質の「量」を、発表されたベクレルと
いう単位から、「何グラムぐらいの」量になるのかの計算が
面白い。


石川迪夫『原子炉の暴走』臨界事故で何が起きたか



「311」以前の本。
核エネルギー開発に関して、こんな研究がされていたんだと。
核事故のあれこれと、BWRとPWRの特性解説が興味深い。
311後のTV番組に出た著者さん、ずぶん叩かれている
ようです。


最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか



怖い話がいっぱい。
原発絡みだとスリーマイル島、チェルノブイリが解説されています。


『暗黒水域 知られざる原潜NR―1』



NR-1の誕生と活躍のノンフィクション。
これは面白い。
すごい潜水艦です。

で、原子力潜水艦の話となるとリコーバ提督が出てきます。
この本でも、すごい人物だったんだなということが記されています。

この本で興味深かったこと。
・補助電池に150個の「銀亜鉛電池」が使われていた。
・その負極に水銀が入っていた。
・トラブルで電池が異常発熱。
・電極が溶けるほどの高温になった。
・水銀蒸気が艦内の電子機器を襲い全滅(あれま)。
    (金までもおかされる)
・半年かけて全部やりかえ。

こんなトラブルにも耐え、40年ほど運用されたそうです。



2013年12月3日 16時56分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・本 / ・サイエンス |
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