低飽和出力タイプのトランジスタ・アレー
東芝のTD62309、低飽和出力・大電流のドライバーと
してよく使ってたんですが、この手のデバイスがのきなみ
廃番に。
内部等価回路はこんなの↓
コレクタをくっつけたダーリントンじゃなく、前段Trには
別に電源を供給して、パワー段を駆動します。
個別トランジスタで組むのも面倒だしねぇ。
TD62003(7素子)とかTD62083(8素子)のようなダーリントン接続
のものしか残ってないんですよねぇ。
出力のコレクタ電圧を、少しでも下げたい用途で使いたい
んですが、困った困った・・・
※参考 TD62003の等価回路↓
違いがわかりますでしょうか。
コレクタをくっつけてダーリントン接続にすると、
飽和電圧が上昇しちゃうんですよね。
※参考
・回路図での交差信号の描き方
↑
そういうことじゃなく(上の回路の原理的に、エミッタ・ベースの
接続は当然でっしょ)、基本的な回路の表現方法についての私見。
しかしこれは、先輩諸氏からの引き継ぎでっす。
こういうふうにすれば、間違いが軽減できるという「知恵」でございます。
※E-B接続の黒丸、東芝インターフェース・ドライバIC 1992年版
のデータブックではこういう図になっていました。
紙のデータブックをスキャン。
(クリックで拡大↓)
入力段の寄生ダイオードの位置がちょいと違いますなぁ。
※参考:回路図での交差信号の描き方
|
2014年11月13日 08時42分
|
記事へ |
コメント(11) |
トラックバック(0) |
|
・電子回路工作 /
・HELP ME!(助けて〜) |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/3937/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
エミッタフォロワ接続する点が抜けてる?いや、東芝が書いた回路図だからそんなことはないか。
本家のULN20**はもう無いんですかね。
東芝のデーターシートの書き間違いなんでしょうね。
別ICですが・・・
DC-DCコンバータのMC34063A/NJM2360を単品で「降圧」アプリで使用する場合は悪いケースの代表?
(コレクタは別に出てますが回路上接続せざるを得ず「ダーリントン接続」になる上に、(おそらく)エミッタフォロアのトーテムポール出力のFFの後にこれがぶら下がるので。)
しかし、これも廃品。
16ページです
この当時はいろんな種類のトランジスタアレイが使えたんですよねぇ。
いい時代でした。
※引用
モータ駆動、リレー駆動、LED駆動などの幅広い用途に用
いられてきたバイポーラトランジスタ・アレイ「TD62xxxシリー
ズ」の後継品として、DMOS FET注1型出力を持つ高効率
な新世代トランジスタ・アレイ「TBD62xxxAシリーズ(全24
製品)」の量産を2015年6月から同年9月にかけて順次開
始する予定です。