ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2015年06月23日(火)
502ATサーミスタ温度計、箱入れ
502ATサーミスタを使った温度計、箱に入れました。

めったに手組み基板の裏側はお見せしないんですが、
まぁこんなもんということで。



全穴の片面ユニバーサル基板です。
両面スルーホール基板の手組みはちょいとやりにく
いんですよね。
ハンダが多く流れ込んでしまって、部品面側に出て
しまう。

配線は部品面で。
ハンダ面は主として電源ライン。
近くのところだけはハンダ面側で飛ばします。

ケースに入れたところ↓


上方の青いのはArduino UNO。
ここのチップを抜き去って、手組み基板に取り付け。
RST、TXD、RXD、GNDの3線をArduinoから引っ張って、
書き込みを行います。


※コメント先
サーミスタで正確な温度を求める方法 - 抵抗値-温度変換計算の精度と誤差: セッピーナの趣味の天文計算
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こちらでの計算処理方法をまとめてみます。

・サーミスタ(手持ちのセミテック502AT)を0.1mA定電流駆動。
・16bitA/Dコンでサーミスタ両端の電圧を測定して、抵抗値を算出。
・セミテックが公開している5℃ピッチの抵抗値データをテーブルに。
  (この抵抗値を神様とする。
   測定した抵抗値がこの値なら計算温度もジャストとなる)
・測定抵抗値が5度ごとの抵抗値テーブルの、何度と何度の間に入って
 いるかをサーチ。
  (バイナリサーチで高速化 最大でも5回の比較)
・二つの温度とテーブルの抵抗値からその区間のB定数を計算。
  (5度スパンになるので25〜55℃や25〜85℃より偏差がなく、
   抵抗値がジャストだと、温度計算結果もジャストとなる)
・サーチした温度、そして計算したB定数、それと測定抵抗値から
 温度を計算。

こんな処理です。
測定抵抗値が5度ごとの抵抗値表と一致したとき、サーチした温度と
同じ温度計算値が返ってきます。

必要なのは温度と抵抗値の表で公開されたB定数は使いません。
B定数はそのつど、表から計算します。

浮動小数点での演算が連続しますが、16MHzで動くArduinoでもいがい
と時間がかかりませんでした。


2015年6月23日 09時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/4162/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク