ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2015年09月09日(水)
松下デジトラ、UN4111/UN4211
家庭用セキュリティ装置の修理依頼がありました。
1988年製。
症状は「電源をオンしてしばらくしたら入力が無いのに
勝手にアラームが鳴る」という内容。
そのアラーム、非常事態の警報で最大音量で
   「ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜」。

この「しばらくしたら」というのがクセモノでした。
依頼者からの説明…
  「すぐに鳴ることもあるし、1〜2時間してからの
   時もある」

装置がこちらにやってきて、まずは症状確認。
しかし、通電を始めても鳴りません。
正常運転が続きます。
しかし、2時間ほど経過したとき、鳴りました。
他の仕事をしてたんで、この装置のことを忘れれてました。
突然鳴った大音量のピ〜ポ〜音、やっぱ、びっくりします。

症状が出たら、追跡開始できます。
ちょいとばかり回路展開してわかった故障原因が抵抗内蔵
トランジスタのリーク。

入力のベース側はオフなのに、コレクタに電流が微妙に
流れて次段をオンしてしまうという故障でした。

ここで使われていたのがこのデジトラ。


N4111とN4211とマーキング
マークの型番で調べてもデータが出てきません。
でも、装置は松下製。
松下製のデジトラシリーズを調べるとありました。
UN4111がPNPでUN4211がNPN。

これのPNPのほうがおかしくなっていたのです。
ついでですんで、両方東芝の同等品に交換して修理完了。

アラーム入力用の信号線を、このデジトラが受けてい
ました。
電線に乗ったサージでも入ったのかなと想像しています。

そういや東芝製デジトラの型番は「RN1002」とか付いて
ます。
「2文字目がN」で、なんとなく張り合っていたのかな?


さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子



2015年9月9日 13時57分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・修理 / ・電子回路工作 |
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