メカのようでもあり電気のようでもあり
今日の昼、オシロスオープを持って、ガレージ仲間の藤川君
の工場まで出かけてきました。
ゴム用射出成型機の調子が悪いというhelpです。
押し出し部の位置が読めないという、致命的故障です。
まずは、制御回路側なのかそれとも位置を検出している
ロータリー・エンコーダが悪いのかを見極めなければ
なりませ。
エンコーダの出力パルスを観測すると、こんな波形。
普通に動いているときはキレイな2相パルスが見えるん
ですが、何かがきっかけで、出力が発振したようになって
しまうことがわかりました。
これでは、U/Dカウントできません。
コンパレータのヒステリシスが不足して、出力が不安定に
なっているような感じです。
A相だけじゃなくB相にも同じような波形が出るんで、何か共通の
原因があるんでしょ。
どうなっているのかと、ダメ元でエンコーダを開けてみました。
(新品購入の手配はしたので)
光洋精工製の外形50Φでシャフト径が8Φ。
こんな基板が乗っています。
小型の半固定ボリュームが3つ見えています。
これを触ると、発光源の光量が変わるようで、テストポイントに
出る信号振幅が変化します。
しかし、この調整では解決しません。
ベストかなという位置に合わせても、たまに不安定になって
しまうんです。
この基板を外すと、スリットを持つ円板が見えてきます。
1回転500パルスのものです。
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年12月9日 17時11分
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さっそく取り替えて動作チェックしました。
結果… まったくもって異常なし。
さて、故障原因は何なんでしょ。
この追及は残念ながら、しません。