「クラシック・ヴァルヴ」
「真空管70年の歴史」では、内容に物足りなさを感じました。
で、「JA3ATJ」さんに紹介していただいたのがこの本。
誠文堂新光社発行の「クラシック・ヴァルヴ」。著者は「大塚久」さん。
サブタイトルは「幻の真空管800種の軌跡」。
16ページだけですがカラー写真が美しい!
ヒーターが灯されています。
それと感激したのが「マジック・アイ」が点灯した様子。
グリッド電圧により光り具合が変化する様子がカラー写真になっています。
扇形ひとつが開いたり閉じたりする6E5は有名ですが、このほか様々な種類のマジックアイが。この様子は必見ですね。
真空管テレビ用のダンパー管や高圧整流管は、捨てられていたテレビから抜き取って眺めた後、「投げて割った」思い出があります。
高圧整流管、構造があまり面白くなかったのですが、ひさしぶりに見ると(写真ですが)、「高圧だぞ!」という形の電極、思えばなかなか未来的です。
我々の世代が見慣れたMT管の紹介はさすがに少ないです。
「真空管70年の歴史」と合わせて鑑賞されると良いでしょうね。
1994年の発行で3900円。
いつもどうり、大阪市立図書館にリクエストしたものです。
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2006年7月3日 08時50分
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発行された直後,労組の売店に注文して1割引で買いました。職場で,つられて何人か注文していましたよ。
ときどき開いて眺めています(読まなぁ と叱られそう)。
向こうを張って,CRT の・・と考えても,800種ものコレクションとなると,広い屋敷とどこやらの総裁くらいの資金潤沢でないと実現不能。それに,CRT では写真になりませんは。いくら写真を映し出す方が得意な製品であっても。