常用ニッ水電池の一部、劣化か?
今年の夏もいろんな行事の撮影はミノルタの「DiMAGE7i」を使いました。
新しいカメラ、そろそろ欲しいなぁっと思っているのですが、なかなかねぇ・・・。
撮影する行事が一段落したので、カメラで使っているニッ水電池の様子を調べてみることにしました。
現在、カメラで常用しているのは、この4種類です。
DiMAGE7iの電池、4本必要ですのでそれぞれ4本を組みにして使っています。
充電後に放置していても自己放電しない三洋のeneloopと松下のHHR-3MPSは安心して使えます。
さて、その放電特性です。
過去、あれこれ比較実験するのに、電池に「1〜4」の番号を付けていました。
実験の進め具合で「1」の電池のほうが「4」の電池より充放電回数が多くなっています。(4は長期間の放置実験
に使っていた)
その「1」の電池のうち三洋と松下の高容量タイプの特性が劣化しているようなのです。
まずこれ↓が「1」の電池群の放電特性。
これに対し「4」と番号を付けた電池群は、下のグラフのようになりました。
Bat1:三洋eneloop (2000mAh)
Bat2:松下HHR-3MPS (2100mAh)
Bat3:松下HHR-3XPS (2600mAh)
Bat4:三洋HR-3UG (2700mAh)
「1」におけるbat3とbat4、「4」の特性とずいぶん違うでしょう。
高容量タイプのはずのbat3とbat4の放電維持時間が短くなっています。
当初、「充電に失敗したのか?」と思ったのですが、2回目の充放電でもほとんど同じような放電グラフが出てきました。
「1」のほうが使っていると言っても、充放電回数は何十回の差(多くても30回くらい)でしかありません。
ちょっと不思議です。
その後の様子は「新世代ニッ水電池その後・・・」で報告します。
※2006-08-12
劣化してしまったと思った三洋の2700mAh。
昨晩の放電実験で回復してしまいました。
詳しい続報は↑のURLをご覧ください。
4本使っている2本だけ、放電持続時間が短くなっていたわけです。
それが合計4回の充放電を行ったことで元の放電特性に戻ってしまいました。
前後の状況から、充電の失敗も考えにくいですし、やはり電池が一時的に劣化していたのだろうという推測に落ち着きそうです。
この充電池に関しては、定期的なリフレッシュが有効ということでしょうか。
さて問題は松下のメタハイ2600です。
どういうふうに特性が推移するか、見守ってみます。
興味をお持ちの方は、引き続きワッチしておいてください。
※2006-08-13
続報(別の手法によるアプローチ)は
http://blog.zaq.ne.jp/igarage/article/493/
をどうぞ。
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2006年8月9日 06時19分
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私もデジカメ(OLYMPUS-3040)にニッケル水素電池を何種類か使っています。
つい先日も松下HHR-3GPSが充電済みで予備として持っていたのにデジカメに入れ替えたとたんにLoバッテリーエラーで使えず、あわててコンビニに駆け込んで買ったのが三洋eneloopでした。買ってすぐ使える充電済みで追加充電もOKだそうですが。
どうやら完全充電状態で長く放置すると劣化するというのが定説のようですね、HHR-3GPSは完全充電・完全放電を繰り返してもやはりダメでした。
4本のうち一本がヘタッていて使えなかったみたいです。
居酒屋ガレージ店主さまの開発したバッテリ放電器でテストしたら一発でわかりそうです。でも9,000円はちょっと高くて手が出ないけど。
eneloopは信頼性が高そうなので大事に使おうと思います。
ちなみに、GP2300という中国製の高容量電池は購入して2年ほどで同様のエラーであっという間に使えなくなりました。安物買いの何とやらです。
「1」群の電池のほうが何度も充放電を繰り返しているので「完全充電状態で長期間放置」で劣化ということではなさそうです。
もう少し実験を続けます。
充電の失敗という可能性もあると思うのです。
以前に実験していた時とは「気温」が違います。
なお、バッテリー放電器ですが、貸出機がありますので(送料は負担してください)ご利用ください。
2組持って 交代で 使っているのですが、あと2組買おうかな
と思っています。何処の会社のを 買ったらいいかな?
教えて ください。
で・・・「レジカメ」って・・・???
「デジタルカメラ」の略が「デジカメ」。
「レジ」じゃなく「デジ」ねっ!
電池はそのカメラに合ったものを使わなければなりません。
今回のお話しは「単3型」の「ニッケル水素充電池」に関するあれこれです。
カメラによっては専用のリチウム・イオン電池のものもあるでしょう。
一般的なお話しとして「これをどうぞ」っとは言えません。
まずはカメラのメーカー名とカメラの型番を教えてくださいな。
以前から時折、覗かせていただいておりました、シャンプーハットです。
私は、30年ちかい昔から「300回よみがえる」とか「500回よみがえる」という宣伝文句に乗せられて、
何十本もの充電電池(充電器も)を購入しました。
結果的に、まともに宣伝どおりの寿命の電池にであったことがなかったのですが、
こちらのページで実験結果を読ませていただいて、やっと解ったような気がします。
過充電もだめ、過放電もだめ、継ぎ足し充電も良くない、定期的なリフレッシュは効果あり、・・・・・・
電池側のばらつきもあるでしょうが、充電器の制御アルゴリズムが
一番効いているのですね。
なんとなく経験的には解っていたのですが、実験結果として見せていただくと、
「やっぱり、なるほど」と得心できました。
一言お礼が言いたくて、書き込みました。ありがとうございました。
DiMAEG7iに付属していた三洋のトワイセル1700や同時期に買った松下のメタハイ2000、弱りはしているもののまだ元気なのです。
買ったのは4年前です。
自己放電もひどくありません。
放電維持電圧が低いのでカメラでは使っていませんが、フラッシュとかではまだまだ大丈夫です。
劣化具合の違い、電池の構造というか、中に入っている物質の具合じゃないかと思うのです。
三洋2700では無理しているのでしょうね。
NiCd電池では「内部短絡」がよく起こっていました。
テスターの抵抗レンジでほんとに「ゼロΩ」。
ニッ水ではまだ経験はありませんが、三洋2700でひどい自己放電はこれに近いものではないでしょうか。
調査結果が楽しみです。