充電器の放電機能を確かめる
先日買った「三洋の充電器NC-MR58」。
この充電器に電池をセットして、粘着テープ(接着跡の残らない養生テープというやつ)で
怪しげなものをペタリ。
全体はこんな様子です。
何をしているかというと、この充電器には電池のリフレッシュ機能が搭載されており、
その働きを見ようとしているのです。
リフレッシュボタンを長押しすると、電池をリフレッシュ(放電)したあとに充電が始まります。
で、その放電、何ボルトまで電池を放電させているのかを知ろうとすると、
放電が終わったあと充電が始まる寸前に電池を抜かなくてはなりません。
リフレッシュ中は充電器中央のLEDが点灯しているということで、
フォトトランジスタを使った明るさ検知回路をでっち上げ、LEDが消えたらブザー報知しようという
もくろみなのです。
説明書には「リフレッシュ中は緑LEDが点灯」と記されているのですが、
どう見ても「橙色」。
電池1本だけだからかなぁ。
充電器のLEDにテープで貼り付けていたのはコレ↓
シャープ製のフォトトランジスタ。
※結果(かな?)
そうとう深いところまで放電しているようです。
リフレッシュ後の電圧を測ってみると…
4.7Ω負荷:1.09V 1Ω負荷:0.83V となりました。
この電圧は自作の電池電圧チェッカを使っての値。
その後、いつものバッテリー放電器にセットして放電してみました。
どれだけ放電しているのか不明なので、放電終止電圧として設定できる最低値である0.5Vにしました。
結果、65秒で放電が停止しました。
ということは…0.8Vあたり、ひょっとしたらもっと下の0.7Vあたりを目指して
リフレッシュをおこなっているのかもしれません。
大丈夫なのかな。
放電した電池、トワイセル1700で使い込んでいることもあるでしょうけれど。
もうちょっと調べてみますね。
※その後のデータは本店の「三洋の充電器NC-MR58のリフレッシュ機能を調べる」をご覧ください。
自作放電器とは放電電流が違います。
NC-MR58のほうが放電電流が小さい(負荷が軽い)ので、放電末期になっても
電圧が低下しにくい、電池の内部抵抗増大の影響受けにくいのです。
それで、搾り取られるような放電が行われていたわけです。
放電電流が大きいと、放電末期になって内部抵抗が増大し
たときに大きく電圧が低下します。
そのため、早めに放電終止電圧に到達し放電が終わります。
自作放電器もNC-MR58も「1V」を目標に放電していますが、放電電流が違うため
電池内部抵抗の影響を受け、放電後の残エネルギーに違いが出たわけです。
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2007年2月17日 09時51分
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いま,2年前に買った 加湿器 の電源が入らない,たまに働きだしても,数分で止まってしまうという故障で悩んでいます。
何としてカバーを外したのですが,肝心の回路部分が見えてこない,どうやらセンサーか単純なマイコンの故障ではないかと思うのですが。水位の検知部分は異常なしいうのが分かっただけ。
ふと思ったことがあります、放電機能が充電器の搭載されてからずっと頭の隅にこびりついていたような気もします。
リフレッシュのための放電は最初は高負荷で放電させてもいいのですが、電圧が1.0Vに近づくにつれて徐々に負荷を減らしていって最終的には負荷無しでちょうど1.0Vになるのがもしかして理想なのでしょうか?
記事に追記しましたが、自作放電器とNC-MR58では放電電流(負荷抵抗)が異なります。
無負荷で1Vというと、それはもうスッカラカンの状態でしょう。
そこまで絞り出す必要があるのかどうか、はてさて…。