CQ誌6月号
プリント基板が付録ということで、CQ誌6月号を買ってきました。
(自分が記事を書いたことがある本でも、めったに買わないので
申し訳なく思っています)
特集カラーページ「組み立ててみよう」の取材協力に「JA3VAP」親方のコールサイン。
コラム3のアクシデント(ICソケットの樹脂がハンダの熱で溶けた)に、
「あるやろな〜」っという感想。
メッセージキーヤーの回路図と記事を見て:
・制御プログラムのソースファイルは公開されていないの?
・電池運用じゃないのね。
・VRの上下に入った抵抗の意味は?
ソースを読まないとなんでR7とR8が必要か不明。
最低、最高速度を選べるようにということかな。
・なぜPIC16F88の内蔵クロックを使わなかったのか?
わざわざセラロックを使ったのはなぜ?
・ブザー:マグネチックサウンダに並列ダイオードはいらないかい?
・configビットでブラウンアウトリセットを有効にしてあるので、電源電圧4V
を切ると動作しなくなる。 乾電池3本での運用はしんどいぞ。
てなところでしょうか。
制御プログラムのソースが見つからないので、何をしているのか、
どんなに説明されても消化不良。
多くの読者にマイコンプログラムの楽しさを味わってもらうためにも、
こういった記事では制御プログラムのソースファイルは必須ですよ。
ソースファイル、どこか、探せばあるのかな?
※関連リンク
・エレキーの目次 O.I.Key (Onechip Intellectual Keyer)
・CQ ham radio - アマチュア無線の専門誌
・CQ ham radio こちら編集部
・CQ誌6月号の感想: JH3YKV's Amateur Radio News
※組んでみた
仕事場にあるパーツでとりあえず組んでみました。
PIC16F88は常備品。プログラミング環境もOK。
HEXファイルをダウンロードしてすんなり書き込み。
基板のパーツ、いじったところ:
・3端子レギュレータは使わずに5V供給用のコネクタを実装。
・ネジ止め型のボリュームがなかったので半固定抵抗で代用。
・マグネチック・サウンダじゃなく圧電発音体で。
R6は1-2側に100Ω。TR2は実装せずB-C間を短絡。
・パドルなんて仕事場には持ってきていないので、ワニグチクリップで 「ツートツート」。
・R7、R6はいいかげんでいいのだから4.7kと1kに。
(記事は5.6kと1.2k)
・ICソケットは丸ピンじゃなくKELの普及品。
(そういや昔にこんな話題がありました)
熱に弱い丸ピンよりKELのほうがイイんじゃないかしら。
※感想
・すんなり動きました。
・部品を実装した写真はありますが、部品数値を記した実装図がありません。
・メッセージの記録方法、こんなもんですか?
自作品しか使ったことがないので、語間を自動で決定する手法に違和感。
・A/DによるVR値の読みとりは読みとるときだけ電圧を印加して省電力化してい
ますね。
・自動スタンバイしないので、電源スイッチ切り忘れで電池消耗しますな。
・ブラウンアウトリセット有効はやめて電池運用できるように、かな。
ちなみに私の製作物:
・今日の修理
・過去に製作したエレクトロニックキーヤーいろいろ
・100円ラジオのケースに、PIC12F675を使ったエレクトロニックキーヤーを組み込む
※続き:基板いりますか?
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2008年5月20日 22時59分
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今回の場合は作者の方のポリシーなのでしょうが、キットを組み立ててすぐ使える。ハイ、おしまい。
というのはハンダづけの練習だけですよね…
商品化前提だから、というのは勘ぐり過ぎでしょうか。
CQ誌編集部も「読者に勉強」してほしけりゃ、ソースを公開したらええのに。
地道な努力が未来のエンジニアを生むのですよ。
「あの付録メッセージキーヤで勉強しました」なんて新しい筆者が現れますよ。
私の最初のエレキーは,Ham Journal 創刊号の記事によるもので,外部からDC電源の供給が必要でした。
それよりずっと以前に,JA3RK 的場OM が作られたオール真空管のエレキーを見ていましたから,ずいぶん進化したものだと思っていました。Hi
「おしい」かな。
16F88、日本橋でもどこかで売っているでしょう。
いずれにせよ欲しいのは醤油じゃなくソース。
なぜ内蔵クロックを使わなかったのか、スタンバイさせていないのはなぜ?などソースを見なくちゃわかりません。
上で紹介した私の製作物、パドル操作しないときは「μA以下」でスタンバイ。
JH3JYSさん向けに製作したメッセージキーヤなど、
マイコンを使ってませんのでね。
C-MOSのロジックで制御。
スタンバイ時それこそ0μA。