充電器BQ-390の中身
ニッ水電池を充電するのに使っている松下(やっぱ、こちらの呼称のほうがいいわ)
の充電器「BQ-390」。
(JF3BEIさんとこからやってきたBQ-390は放出済み)
この充電器にちょっと手を加えてごそごそしています。
何をするのかというと、まずはこちらをごらんください。
「気の迷い」さんとこのBQ-390改造。
充電器に電池別充電表示ランプを付けようという試みです。
私とこでは、この信号を外部に出して、電池ごとの充電時間累計を表示してみよ
うとしているのです。
BQ-390の場合、4本の電池が独立して充電制御されます。
充電制御されている時間を電池別に集計して表示して、充電具合のバラツキを見て
みようという試みです。
充電時間をチェックすれば、充電に失敗していないかどうか、電池ごとに判断できる
のではないでしょうか。
AVRマイコンを使った表示器部分はすでに完成。
で、BQ-390をバラしていて気の迷いさんとこのと微妙に違うことに気が付きました。
気の迷いさんの内部はこの写真↓
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/BQ390/kai01.jpg
私が持っているBQ-390はこんな具合。
この写真左下、抵抗が集まっているところが異なるでしょう。
(各電池のマイナス極からこれらの抵抗を通じてGNDへつながっ
ていて電流検出抵抗らしい)
その後、もう一台BQ-390を手に入れておこうと注文したのです。
でもやってきたのはすでに私が持っているのと同じ基板でした。
ケース背面に記された「0404」と製造年月らしき数字まで同じ。
「Panasonic」のマークはありますが「松下電器産業・松下電池工業」と
なっているのも同じ。
せっかく買ったのに(古い売れ残りが来たようで)失敗してしまったようです。
さて、ここでお願いです。
BQ-390をお持ちの人、その内部はいかがでしょう?
気の迷いさんとこのようになっていますでしょうか?
背面のネジ2本をゆるめただけではバラせません。
各辺2カ所のツメがあります。
これを外すと開くことができます。
近所のホームセンターでもう一つBQ-390を買ってこようかどうか思案中です。
休みだし、買ってこようかしら。
※使用部品が変わっているだけなら問題はないのですが、
電気的に気になる部分があるのです。(詳細はまた続き)
ちなみに、改造中の様子。
ここにコネクタを付けて信号を引き出します。
使ったコネクタは「1.5mmピッチ」のJST製「ZHコネクタ」。
電線を圧着するのにエンジニアのPA-09を使います。
※実験中の表示回路
電池ごとの充電時間を積算して表示します。
※昨日作った2号機 液晶の外枠が黒じゃない
AVRマイコンのISPコネクタは付けず、ICソケットにしています。
※充電完了後の表示
充放電実験を繰り返している松下の充電式エボルタとソニーのサイクルエナジー。
「1h08m、1h00m、1h01m」と似たような充電時間になりました。
※その放電結果
(早朝だったので電池は冷えたまま放電)
あ〜。サイクルエナジーが1本足らないのはこの事故のせいです。(涙)
※続き
※追記
新世代ニッケル水素電池のその後(1):充電器の消費電流を計ってみるで実験しています
充電完了後の補充電時間を除去しなければならないようです。
つまり、充電器の充電完了報知(LEDが点滅から点灯に変化)を見る必要が
あります。
補充電時間(充電電流を減らしている)を計時してしまうと、わけがわからなくなってしまいます。
※追記2(3/27)
4つの充電制御ポート以外に、充電電流を制御しているポートがあります。
これの状態も合わせて入力することにしました。
およそ1/3に充電電流が減るのです。
補充電はこの状態で行われています。
ですので記録は、各電池ごとに…
・累積充電時間 ・大電流充電時間 の二つ。
スイッチを設けて表示を切り替えることにしました。
そして、「(累−大)÷3 + 大」と計算して、大電流充電時間に換算
した数値も表示できるようにしました。
これでいちおう完成かな。
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2009年3月8日 08時05分
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個別充電表示を付けようとしたのですが、ケース加工を検討しているウチに、息子に占有されてしまって・・・。(笑
BQ-391にも興味がありますが、390でも充分ですよね?(笑
で、例の番号は、0204です。
BQ-390手持ちの2台あけてみましたところ、2台とも店主さんと同じ左下に抵抗が並んでいるタイプでした。
1台目は以前「気の迷い」さんで紹介したケースがオレンジ,赤LEDのもの。(番号は0402)
2台目はケース白,緑LED(番号が0103)
です。
共に包装箱が「メタハイ2000」のものです。
充電累計時間を調べたら電池の状態がわかるかも?というプロジェクト、ちょっと中止しています。
充電電流制御をしているポートがある(強充電と弱充電切り替え)ので、これも見ておかないとと考えています。
充電末期や補充電では弱充電に切り替わっているのです。
でも、現在のコネクタでは信号を引き出せません。
せっかく作ったコレ、現時点のは中途半端な機能ですが誰かいりますか?
BQ-390でそちらの物と同じで抵抗が集まっているタイプ(友人に分けた品)も改造しましたが、その時には特にトラブルは無かったです。
もちろんデジトラを繋いだ時にポートの出力が弱まってしまわないかも調べましたが及第点でした。
BQ-390の基板は2〜3種類確認していますので、結構生産ロットによって細かな違いは有りそうですね。
充電時間積算カウンターですが、うちのはトランジスタ入力ではなくC-MOSロジックで受けるようにしています。
他の充電器でほとんど電流が取れないような物もあるので、C-MOSなら電流は0ですから充電器の回路にも影響を与えないので好都合ですよね。
HCTにしてもH/Lのしきい値が微妙です。
累積充電時間(強+弱)、大電流充電時間(強)、換算時間(弱を強に時間換算)、この3つの計時データをスイッチで切り替えられるようにしています。