光波製「KLL4-100VNN-00」はケミコンレスか?
宿題やったお:LED電球のフリッカーで波形を示した
LED電球:光波KLL4-100VNN-00、
この波形のヒントがCQ出版トランジスタ技術SPESIAL増刊
「グリーン・エレクトロニクス」のNo.2に載っていました。
特集が
「高効率・長寿命を実現するノウハウ
LED照明回路の設計」。
その第8章が「長寿命化への障害を解決するTK5401を使う
ケミコンレスLED照明電源の設計と製作」。
寿命の面で一番問題になる電解コンデンサを使わない照明回路の解説です。
これを実現しているデバイスがタキオンのTK5401。
記事の一部がCQ出版のサイトで紹介されていますね。
AC100Vを両波整流しますが電解コンデンサで平滑して直流にするので
はなくこんな具合に「脈流」を利用します。
波高の高い、つまり電圧の高いところはLEDへの平均電流を減らし、
0Vに近づくと消灯。
この点滅サイクルを繰り返します。
以前に紹介したオシロ波形↓
これを見ますと、その制御が推測できます。
CH1:上側波形がフォトトランジスタで検出した明るさ波形。
CH2:下がカレントトランスで検出した電源電流。
下側カーソルラインがゼロボルト位置となっています。
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2011年4月9日 08時40分
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(両波整流後の脈流のままスイッチング方式のコンバータに入力、出力側が定電流になるように制御すると、自然とこのようになるような気もします。)
いずれにしても、長寿命化を目指したケコミンレスと、ランプのフリッカ&高周波ノイズとの両立は難しそう。
いつも思います。数kHzの点滅なんて、自然界ではまずありえないでしょうから。
いまや、パルス発光の製品は多くありますが、表には出てこない、視覚障害や視力低下、疲れ等に関しても、電気技術者として考えていく必要があるのでしょうね。
きっとどこかの学者さんが調べられてると思いますが、電気機器への注意は聞いたことがありませんよ。
数k〜数十kHzの点滅より電源周波数あたりの点滅のほうが影響があると思います。
蛍光灯は電源周波数の倍、100Hzや120Hzで明滅。
蛍光体の応答速度を考えなければなりませんが、テレビの垂直走査は60Hz。
面発光しているわけですがポイントで見ると点滅しています。
数Hzだと、いつぞやのアニメで大騒ぎしていましたね。
点滅が高周波だと生体細胞の電気信号が追いつかないけれど、追いつけるかな〜という周波数だと影響あり、てなことではないですかね。
どこかに資料(本やネット上に)があればお教えください。