電池イジメ エネループとエネループ・ライトの現状
「電池イジメ」を続けています。
小容量群は、エネループ・ライト、サイクルエナジ銀、ROC NiCdの3本。
高容量群で残っているのはエネループ(スタンダード)の1本。
このうち、エネループ・ライトとスタンダードを充電するときの
電圧変化と温度変化をチャートに記録してみました。
現在の充放電回数、ライトは583回で内部抵抗21mΩ。
まだ元気です。
スタンダードは493回で、200mΩを超える内部抵抗になっています。
温度にも敏感で、早朝(出社直後)の室温が低い状態では
まっとうな放電特性が得られないくらいに、劣化が進んでいます。
朝一に放電するときは、電池をポケットに入れ、ちょいと暖め
ちゃうのです。
充電器はBQ-CC21。
これを改造して、充電中の電池電圧を読めるようにしています。
温度センサはLM35。
プリンタシールド、長時間記録の例で使っています。
ひょっとしてこのカバーのせいで?#2ででもデータ採りに使いました。
●BQ-CC21で「ライト」を充電しているところ↓
さて、結果です。 (クリックで表示)
・eneloop_493.png
・eneloop_lite_583.png
補充電時のパルス高を見ると分かりやすいでしょうか。
ライトは0.05Vくらいですが、スタンダードは0.2Vほどになっ
ています。
内部抵抗が大きいため、充電電流を流した時、電池電圧が
跳ね上がるという現象が顕著になっています。
こんな状態のスタンダードでも、充電器は充電しようとがんばって
います。
イジメている4種の電池、現在はこんな放電グラフです。
(クリックで拡大↓)
放電器はPIC16F88を使った特性記録機能付き放電器。
1Ωの抵抗で放電させています。
500回目前のエネループ、当初の性能は出ていません。
グラフ、途中で電圧が上がっているのは放電時の発熱
による、活性化です。
だいたい、こうなるともうニッ水電池の寿命です。
がんばっているのはエネループ・ライトとニッカド電池です。
もともとの容量は小さいのですが、繰り返し充放電による
内部抵抗の上昇が出ていないので、元気が持続しています。
サイクルエナジ銀の内部抵抗は130mΩくらいに上昇してき
ていて、劣化を感じるようになっています。
「ライト」、充電環境が整った場所で使うには、けっこう
おすすめかと思います。
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2015年3月10日 14時26分
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