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2015年05月27日(水)
温度を上げたときのニッ水電池の内部抵抗変化を調べる
やっとこさ実験できました。

※関連過去記事
電池の温度を制御したい
温調のためのヒータ制御
オーバーフローするかも? そんな数値の処理
電池イジメ エネループとエネループ・ライトの現状
1kHz10mA交流定電流回路
プリンタシールドでチャートレコーダ

まず、機材。
・内部抵抗測定器(交流1kHz10mAで)
・電球を使った温度制御回路(段ボール箱に中に電球を入れて昇温)
・プリンタシールドを使ったチャートレコーダ

対象は、電池イジメを続行している「エネループ・スタンダード」。
545回、充放電を繰り返しています。
内部抵抗が上がっているんで、充電完了時に充電器が警報
(LEDを点滅)を出してます。
でも、充電器に電池をセットして100Vにつっこむと、充電
を始めてくれるんですよ。
このときに警報が出て充電が始まらなければ、寿命と判断して、
イジメを終えるつもりなんです。

実験の様子↓


段ボール箱の中に電球を仕込み(100V60W)、これを光らせて、
その発熱で暖めようという、簡単な構造です。
ダンボールの上蓋に電池と温度センサを貼り付けています。

BULGIN社の電池ボックスを使い、内部抵抗測定回路とは
「4端子法」でつないでます。

制御回路↓


左で液晶表示しているのがヒータ温調回路。
一定周期で徐々に温度を上げていきます。

右のが内部抵抗測定回路。
ここからアナログ信号を引き出し、内部抵抗の変化を
記録します。

プリンターシールドでチャートレコーダ、アナログ2ch
入力です。



プラケースに入れてますんで、持ち運びが楽。

さて、結果。 プリンタシールドのチャート出力です。
 (クリックで拡大↓)


温度と内部抵抗を記録しています。
2時間ほどかけて60℃まで昇温。

スタート時には300mΩ以上あった内部抵抗が、15℃上昇で
およそ半分に。
60℃まで上げると100mΩを切るくらいまで内部抵抗が下が
りました。

このエネループ・スタンダード、こんな状態だから充電器
でのエラーを回避しているのかもしれません。


とりあえずの実験でしたんで、電球やターゲットの配置は
適当です。
段ボール箱の構造をもうちょい考えてみなけりゃなりません。

内部の空気、ファンで攪拌するほうが良いのかな?



2015年5月27日 09時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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