温度を上げたときのニッ水電池の内部抵抗変化を調べる
やっとこさ実験できました。
※関連過去記事
・電池の温度を制御したい
・温調のためのヒータ制御
・オーバーフローするかも? そんな数値の処理
・電池イジメ エネループとエネループ・ライトの現状
・1kHz10mA交流定電流回路
・プリンタシールドでチャートレコーダ
まず、機材。
・内部抵抗測定器(交流1kHz10mAで)
・電球を使った温度制御回路(段ボール箱に中に電球を入れて昇温)
・プリンタシールドを使ったチャートレコーダ
対象は、電池イジメを続行している「エネループ・スタンダード」。
545回、充放電を繰り返しています。
内部抵抗が上がっているんで、充電完了時に充電器が警報
(LEDを点滅)を出してます。
でも、充電器に電池をセットして100Vにつっこむと、充電
を始めてくれるんですよ。
このときに警報が出て充電が始まらなければ、寿命と判断して、
イジメを終えるつもりなんです。
実験の様子↓
段ボール箱の中に電球を仕込み(100V60W)、これを光らせて、
その発熱で暖めようという、簡単な構造です。
ダンボールの上蓋に電池と温度センサを貼り付けています。
BULGIN社の電池ボックスを使い、内部抵抗測定回路とは
「4端子法」でつないでます。
制御回路↓
左で液晶表示しているのがヒータ温調回路。
一定周期で徐々に温度を上げていきます。
右のが内部抵抗測定回路。
ここからアナログ信号を引き出し、内部抵抗の変化を
記録します。
プリンターシールドでチャートレコーダ、アナログ2ch
入力です。
プラケースに入れてますんで、持ち運びが楽。
さて、結果。 プリンタシールドのチャート出力です。
(クリックで拡大↓)
温度と内部抵抗を記録しています。
2時間ほどかけて60℃まで昇温。
スタート時には300mΩ以上あった内部抵抗が、15℃上昇で
およそ半分に。
60℃まで上げると100mΩを切るくらいまで内部抵抗が下が
りました。
このエネループ・スタンダード、こんな状態だから充電器
でのエラーを回避しているのかもしれません。
とりあえずの実験でしたんで、電球やターゲットの配置は
適当です。
段ボール箱の構造をもうちょい考えてみなけりゃなりません。
内部の空気、ファンで攪拌するほうが良いのかな?
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2015年5月27日 09時28分
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