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2015年06月24日(水)
電池イジメ Ni-Cd電池の充電特性
2年前から継続している電池イジメ、今、生き残っているのは
(瀕死状態のもあるけど)この4本。



・エネループ・スタンダード(瀕死状態)
・エネループ・ライト
・サイクル・エナジー銀
・ROCのNi-Cd 700mA

いちばん下のが今回の比較に使ったNi-Cd(タミヤの700mA)

充電器BQ-CC21にはひょっとしてこのカバーのせいで?#2の実験
のために、電圧チェックコネクタを設けてあります。

今回、これらの電池を充電している様子を見てみました。
使ったのはプリンタシールドで作ったチャートレコーダ
充電電圧の変化を観察します。


 ↑
 これの拡大写真:bqcc21_15.jpg

ちょいと奇妙だったので、Ni-Cd電池の挙動。
そのためにタミヤのを持ってきたのです。
様子は、メモを書き加えてスキャンしたこのpdfをどうぞ。
  ・bqcc21_bat15.pdf

●充電時の特徴
(1)エネループ・スタンダード
  内部抵抗か高く、もう寿命末期。
  補充電は行われない。
(2)エネループ・ライト
  まだ元気。 内部抵抗も小さい。
(3)サイクルエナジー銀
  そろそろ寿命。 内部抵抗増大中。
(4)ROC Ni-Cd
  まだ内部抵抗は低い。
(5)タミヤ Ni-Cd (比較用に)
  20年ほど前の電池だが、まだ充電できる。 

さて、奇妙だったのが(4)。
内部抵抗は小さいはずなのに、充電時の電圧変動が大きく
記録されました。
充電は、充電電流印加と休止をサイクリックに繰り返します。
チャートを見ますと黒く塗りつぶされていますが、これの上端
が電流が加えられて充電されているところです。
下側、つまり電圧が低いところが、充電を休止している状態です。
電池1本あるいは2本での充電では、これが「1:1」となり、
充電と給しが繰り返されます。

この充電中の電圧に注目してください。
寿命末期で内部抵抗が大きくなっているスタンダードや銀では、
この幅(充電中と休止中の差)が太くなっていますが、内部抵抗が
上がっていないライトではずいぶん幅が狭くなっています。
内部抵抗が小さいので、休止中の電圧と充電中電圧との差が
小さいのです。

ということなら、内部抵抗の小さなNi-Cdもライトのような
グラフが出てほしいところです。
それを見るためにタミヤのを持ち出してきたのです。

それと、充電末期のグラフの幅、ライトや銀では幅が狭まって
きますが、Ni-Cdでは逆に広がっています。
タミヤではそれほど顕著ではありませんが、同様の傾向が
見られます。
補充電状態になっても同じで、充電時と休止時の電圧差が
大きく出ています。
Ni-Cdのこの様子、何か特別なことがあるのでしょうか。

※内部抵抗の測定は交流1kHz・10mA定電流方式
これとの違いがあるのか??

※このチャートから読めるNi-Cd電池の特性…
   充電が進むにつれて内部抵抗が上昇する
 ほんとかな?
 どこかに資料、ないかな?



2015年6月24日 11時06分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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