電池イジメ Ni-Cd電池の充電特性
2年前から継続している電池イジメ、今、生き残っているのは
(瀕死状態のもあるけど)この4本。
・エネループ・スタンダード(瀕死状態)
・エネループ・ライト
・サイクル・エナジー銀
・ROCのNi-Cd 700mA
いちばん下のが今回の比較に使ったNi-Cd(タミヤの700mA)
充電器BQ-CC21にはひょっとしてこのカバーのせいで?#2の実験
のために、電圧チェックコネクタを設けてあります。
今回、これらの電池を充電している様子を見てみました。
使ったのはプリンタシールドで作ったチャートレコーダ。
充電電圧の変化を観察します。
↑
これの拡大写真:bqcc21_15.jpg
ちょいと奇妙だったので、Ni-Cd電池の挙動。
そのためにタミヤのを持ってきたのです。
様子は、メモを書き加えてスキャンしたこのpdfをどうぞ。
・bqcc21_bat15.pdf
●充電時の特徴
(1)エネループ・スタンダード
内部抵抗か高く、もう寿命末期。
補充電は行われない。
(2)エネループ・ライト
まだ元気。 内部抵抗も小さい。
(3)サイクルエナジー銀
そろそろ寿命。 内部抵抗増大中。
(4)ROC Ni-Cd
まだ内部抵抗は低い。
(5)タミヤ Ni-Cd (比較用に)
20年ほど前の電池だが、まだ充電できる。
さて、奇妙だったのが(4)。
内部抵抗は小さいはずなのに、充電時の電圧変動が大きく
記録されました。
充電は、充電電流印加と休止をサイクリックに繰り返します。
チャートを見ますと黒く塗りつぶされていますが、これの上端
が電流が加えられて充電されているところです。
下側、つまり電圧が低いところが、充電を休止している状態です。
電池1本あるいは2本での充電では、これが「1:1」となり、
充電と給しが繰り返されます。
この充電中の電圧に注目してください。
寿命末期で内部抵抗が大きくなっているスタンダードや銀では、
この幅(充電中と休止中の差)が太くなっていますが、内部抵抗が
上がっていないライトではずいぶん幅が狭くなっています。
内部抵抗が小さいので、休止中の電圧と充電中電圧との差が
小さいのです。
ということなら、内部抵抗の小さなNi-Cdもライトのような
グラフが出てほしいところです。
それを見るためにタミヤのを持ち出してきたのです。
それと、充電末期のグラフの幅、ライトや銀では幅が狭まって
きますが、Ni-Cdでは逆に広がっています。
タミヤではそれほど顕著ではありませんが、同様の傾向が
見られます。
補充電状態になっても同じで、充電時と休止時の電圧差が
大きく出ています。
Ni-Cdのこの様子、何か特別なことがあるのでしょうか。
※内部抵抗の測定は交流1kHz・10mA定電流方式。
これとの違いがあるのか??
※このチャートから読めるNi-Cd電池の特性…
充電が進むにつれて内部抵抗が上昇する
ほんとかな?
どこかに資料、ないかな?
|
2015年6月24日 11時06分
|
記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
|
・電池 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/4166/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません