平行コードの100Vプラグを外してみると…
使わない100V用平行コードがあったんで、先端に付いていた
プラグを外して置いておこうとしたんです。
ずいぶん古いものです。
「パナ」じゃなく「松下」ブランド。
おまけに、よく見るとこんな「かじりあと」も。
ガリガリと、ネズミかな。
で、プラグ中央のネジを緩めると、カバーが上下に分離。
すると、こんな具合にネジどめされた電線が出てきました。
中央部を拡大。
上側の電線細線がはみ出てて、止めネジに接触しそう。
(してたかどうかは不明)
止めネジを触ったら感電かも、という状態です。
(※私がした作業じゃありません)
このプラグの基本は「圧着」です。
カタログにはこんな具合に、作業方法が記載されています。
(クリックで拡大↓)
ネジ締めトルクまで規定されています。
ところが、このプラグの「箱」ではこうなっているのです。
(クリックで拡大↓)
「電線をむいてよじって、ネジを締め付ける」
上の写真、この手順で作業されているようなんですが、
やっぱちょいと危険ですよね。
圧着の材料や工具が無いとき、私がやってるのはこんな
手順です。
「電線をむく」、「電線の先をよじる」
までは同じですが、
「締め付けネジが通るくらいの穴で、先端をループにして
根元をよじる」
です。
いったんプラグの締め付けネジを外してから、この輪の中に
ネジを入れて締め付けます。
これでしっかりと安定します。
ネジを外さずに巻きつけるだけでは、しっかり締まりませんし
むいた電線の先端がバラけます。
いかがでしょうか。
※関連
・100V延長コードのコンセントが発熱(放っておいたら発火したかも)
★さまざまな電子機器の修理依頼について:(有)アクト電子
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2015年9月6日 17時19分
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他にも、心線を二股に分けて、ねじをまたいで先端で再びよじってまとめる、といった「細工」のものも見かけます。
根元をよじる」
読んでいて思わず「あぁ〜」と声をあげてしまいました。
たまにこういう作業をするんですが、先端の処理がちょっと怖いんです、真似させていただきます。
ありがとうございます。
ループ全体をハンダすると、ナショナル・ベビーアイロン
のようなトラブルになるかもしれません。
全体をハンダしてネジ締めすると、年数がたったとき、
ゆるんでしまうことがあるんです。
圧着か、さもなくば、電線を直接ハンダ付けでしょか。