Caplio GX100のホワイトバランス#12
リコーCaplio GX100の自動ホワイトバランスあれこれの続きです。
※前記事 Caplio GX100のホワイトバランス#11
Caplio GX100のホワイトバランス#8で紹介しましたガレージ天井にぶらさがる白色蛍光灯。
その型式名拡大です。
東芝製、40型37Wの蛍光灯。
そしてこちらが仕事場の白色蛍光灯。
こちらは松下製のラピッドスタートタイプ。
蛍光灯器具はインバータになっています。
このどちらの蛍光灯でもGX100の自動ホワイトバランスがおかしくなります。
さて、仕事場の蛍光灯、全部が白色かというとそうではありません。
下の写真、私のデスクの上にある蛍光灯です。
器具の右側は白色ですが、左側には昼光色の管を入れています。
この写真、DiMAGE7iのホワイトバランス設定を「晴天」にして撮ったので、
右側の白色蛍光灯が暖色に、左の昼光色蛍光灯が寒色に写っています。
GX100のAWB、このミックス光源下では正常です。
ちゃんと白は白(灰)に写ります。
※白色蛍光灯と同じ色温度を蛍光灯を使わずに出せる何かがあれば
GX100の不調を証明できますね。
ハロゲン電球ってどのくらいの色温度が出るのでしょう?
電球に近いですよね。
撮影した画像のRGB平均値を表示するツールもいりそうです。
白色蛍光灯の色温度4200K。昼白色蛍光灯で5000K。
ハロゲン球は2800Kくらい。電圧を上げ白熱させても3000Kくらい。
う〜む。
ブラウン管を光らせてRGB合成しても蛍光灯といっしょだし。
太陽光をフィルタに通してB色カットかな。
何かうまい方法はないかなぁ。
※映写機や投影機の光源ってどんなランプ?
太陽光に近ければ、白色蛍光灯より色温度が高いでしょう。
そしたら、電圧を下げれば4200Kに近づけられるかも。
ハロゲン・ランプかな?
※続き
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2007年9月27日 13時58分
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・カメラ |
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白色と言っても各メーカーの蛍光体の発光スペクトルのパターンに依って微妙に違うのが原因でしょう。多分、カメラ側でも合わせ辛い光源だと思いますよ。
でも、デジタルカメラの色記録は光のスペクトルを細かく分解しているわけではありません。
RGB3つの強度を分けているだけ。
以前の記事を見ていただければわかりますが、白色蛍光灯の波長だけでAWBの特異点が出るような処理っておかしいでしょう。
同じリコーのCaplio R5やRDC-i500、ミノルタのDiMAGE7iでは問題が無いというのが証拠。
それに…とにもかくにも撮影前のモニター画像にはちゃんと白バランスされた画像が表示されているのですから。
RGB 3色の組み合わせで,白色の色温度は,好きな位置に合わせられます。
しかし,Red の蛍光体だけは,どこの CRT でも,希土類(イットリウムとかユーロピウムなど)を使っていますから,特定の波長だけが突出していて全体を通じて 鮮やかで明るい赤色 に見えるというシカケになっています。
この CRT の輝度を上げる苦心から生まれた希土類蛍光体により,後の3波長型蛍光ランプ,“パルック”が誕生することに。 (蛍光ランプの専門ではないので,たぶん間違いない と付け足しておきます)
を独立して可変できる仕掛けを作ろうかと思ったのです。
でも、ブラウン管も蛍光体のスペクトルが問題になるでしょう。
太陽光のような「白色の雑音」は得られません。