HELP:ガラスパイプを作りたい
九度山からの頼まれもの。
「ワンカップ酒のガラスコップ」を使って、ガラスのパイプを作りたい。
つまりワンカップの底を抜くにはどうしたらイイ?、という依頼です。
「夏の祭りで使うロウソクの風防に使いたい」というのがその理由です。
数は100個。
昔、ガラス管細工でガラス管にキズを付け、熱してパキンとやって短くしたことがありますが、
大口径モノになると試して余りうまくいった記憶がありません。
ワンカップ酒のガラスコップの底を抜く方法、何かいい手段はありませんでしょうか?
皆様のお知恵と体験談をよろしくです。
100個となるとなかなかたいそう。
大量生産の手法も考えておかなくてはね。
※=続き=
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2007年12月9日 21時45分
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ここにも出てくるのですが、方法が載っていませんね。
http://lbn.hizuki.lomo.jp/?eid=181579
パイプ状にするのなら,すでにコメントされている方法かな。
ガラスと金属とチョッピリ薬品に真空でメシを食っていましたので,作業着のポケットには 目立てヤスリ が入っていました。
CRT のネック管は,ヤスリ で傷を付けて,ニクロム線を熱して・・という手段ですが,これは切り口がきれいになりません。完全に一周を均一に熱せられないからです。
旋盤(職場では専用のガラス旋盤)で,ゆっくり回転しながら,外周のごく一部にかすかにつけたヤスリの傷を目印に,極めて細くしぼったガスバーナーの炎を当てます。何周か回転したところで,フッと息をかけると,きれいにポトリと切り離せます。
ただし,ガラス瓶の底に近いところでは,厚みの不均一があったり,内部歪みが残っていたりすると,そうたやすくないかも知れません。
舗装道路を掘り返すために切っているダイヤモンドカッターの小型にしたもので,ガラス瓶を旋盤に載せて切るという手もあるのではないかな。器用な人なら,旋盤がなくてもやれるでしょう。
工芸用品売り場で見かける リュウター というのかな,な,手で持ててグラインダーやカッターを取り替えられる奴でできるのでは。ガラスの きりこ を細工する人たちも使っています。
ガスバーナーであぶって,グレージングという処理をします。急激な温度変化の領域を作らないようにていねいに温度を上げ(そして下げ),あとは徐冷(アニーリング)をします。電気炉がなければ,ワラを燃やした灰に埋めて徐々に冷やすのもいいでしょう。
ガラスを焼いたときの表面の茶黒い着色は,フッ素酸ソーダというのかな(弗酸と呼んでいたが)の薄い溶液で落とせるでしょう。ゴム手袋とゴーグルが,取扱いには必須です。
ガラスを傷つけるのにこのダイヤモンドやすりは使ってはダメとのお達しが。
ヤスリのカドでガラスをこすると、電着されたダイヤモンド粉末がすぐに
剥がれてしまうとのこと。
そこで、息子が持っているリュータを引っ張り出してきて、ビュイ〜ン。
ガラス瓶の全周に溝を付ける。
ガスバーナーがないので、タコ糸を巻きアルコールを含ませて点火。
火が消えてからから水をポタリ。
パキ!っと小さな音が出て割れたが、きれいな円周にはならず。
がたがたになった。
う〜む。
炙りかたの問題か。溝掘りが足らないのか。
もっとましなリュータと、そして先を絞れるガスバーナーを待ってから
実験を再開するつもり。
ここのコメントを読んだガレージ仲間は、
「ATJさんの仕事場でやってもらったら、どうや!」
なんて言うとりました。
目立てヤスリは,最近売っていませんか。
ダイヤモンドカッターというのは,薄い円盤状のもで,外周縁に人工ダイヤモンドかな。
残念ながら,もはや国内で,やっていないから,高うつきまっせ。
50年タマ屋をしていましたので,たいていの工程はひととおりやりましたが,ネック管を焼いてつなぐという ガラスジョイントだけは,やらせてもらわなかったし,不器用な私にできるはずがないから,手を出しませんでした。
今の職場にはガラス旋盤がありますが、眺めているだけです^^;
ワンカップxx の容器を輪切りにするのは無理だという結論です。底に近い部分ほど,厚みのバラツキが CRTや管球のように厳しく管理されていなくて,それに歪みが残っているからというのです。
例えば風通しのための孔を底部に開けるのなら簡単だと意外な返事でした。コーナンなどの日曜大工の店で売っているハンドグラインダーの中で,ガラス用というグラインダーの刃(キリ?)を買ってきて,小さい孔から徐々に広げればよいでしょうとのことでした。歯医者さんにも似たような道具がありますが,あれは極めて小さい穴(孔)しか・・。