「INFORMATION ART」やってきました
「紫外線、おまけ」で話題に出ましたASCII出版の写真集「IFORMATION ART:集積回路の芸術」、大阪府立図書館からやってきました。
40ページあまりのカラー写真でICチップのパターン図が紹介されています。
表紙も裏表紙もパターン図
透明フィルムにカラー印刷されているのです。
ICチップそのものの写真ではなくカラーで印刷されたパターン設計図です。
初期のICは手書き。
これはこれでスゴイです。
時代を経るごとに緻密になっていきます。
これは紫外線消去タイプのEPROM 2708です。
左下に「2708」という文字が見えます。
「紫外線、まだ続く」で写した2708のチップ写真と似ていますでしょうか?
このページ、左側が80386、右が80486。
これらのパターン図が1mくらいに拡大されて、ニューヨーク近代美術館で展示されていたそうです。
まさにアート。
しかし…実際のチップを顕微鏡で覗いているほうがずっと面白いです。
写真集は写真のよさがありますが、窓付きチップを顕微鏡で見るとそれはそれは感激です。
知らない町の地図を見ているような感じになるのです。
ICメーカーのロゴマークを発見したりと、じっと見入ってしまいます。
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2007年12月20日 22時21分
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『ニューヨーク近代美術館 (The Museum of Modern Art, New York)』のことだったのですね。
勉強になります。
生でこの展示を見られたとは…いいですなぁ。
こんな本が出たんだと立ち読みした記憶があります。
この当時、仕事柄、毎日数m四方の本物のパターンを見ていたのでどうということはなかったのですが、今となっては欲しい本です。
パターンの四隅のボンディングパッドの空きの部分によくイニシャルやマークを入れたので、よく見てみると面白いものが見つかるかも。