2000mAhクラスのニッ水電池その後
三洋eneloop(R無、R付)、松下HHR-3MPS、それにLEXELのE-KEEP。
DiMAGE7i(ミノルタのデジタルカメラ)で使っている2000mAhクラス主力電池4種類の
その後を調べてみました。
DiMAGE7iは単3タイプの電池を4本使います。
4本ごと、それぞれ別のプラスチックケースに入れて保存しています。
そして個体識別のため、電池ごと1〜4の番号を付けてあるのです。
この4種類の電池から「番号1」のを取り出して、放電させてみました。
Bat1:三洋eneloop(R無) 2005年12月購入
Bat2:三洋eneloop(R付) 2007年2月購入
Bat3:松下HHR-3MPS 2006年2月購入
Bat4:LEXEL E-KEEP 2007年3月入手
放電維持時間は4種とも似たような値になっていますが、
Bat3の松下HHR-3MPSの放電維持電圧が下がっているのが目立ちます。
次に「番号2」の電池を放電させてみました。
電池の並びは同じです。
先ほどのグラフに比べるとBat3の電圧が上がっています。
長年使っているうち、同種の電池でも個体差が生じたのでしょう。
そんな感じです。
※充電器は三洋の「NC-MR58」。
※放電器は自作のこれ。1オーム抵抗による定抵抗放電。
※電池に関するあれこれは左欄の「カテゴリ・電池」をご覧ください。
※松下HHR-3MPS 4本の様子
上の実験で番号1を記したHHR-3MPSの放電維持電圧が低下していました。
そこで、この電池を4本とも放電して、個体差を調べてみました。
この4本を放電。
やはり1番電池の電圧が低くなっています。
DiMAGE7iで使う場合(…古いカメラですが)1.15Vというのが使用可能時間予測判断の
基準です。
4本のうち1本でも「ヘタレた電池」が混ざっていると、このカメラでは使えません。
この松下のHHR-3MPS、使い出してからざっと2年。
毎週充電したとしても100回くらい。
最近ではGX100を使い出したせいでDiMAGE7iの出番が減っています。
ですので、充電するのは月に1〜2回というところでしょうか。
充放電の実験を加えたとしてやはり100回くらいの使用回数。
三洋の2700に比べればマシかと思いますが、ニッ水電池の「実用使用回数」
ってこんなものなのでしょうね。
グラフの「推定容量」を見てもらえればわかるように、エネルギーを蓄えることは
できているのです。
ですので、まだ寿命ではありません。
しかし、内部抵抗増加のせいか高負荷時の放電維持電圧が落ちてしまい、
私の場合、カメラでは使えないという状態になってしまったわけです。
100回も使えたんだから十分に元を取っている、という考えもできるのですが、
まぁ、もったいないなぁというのが正直な気持ちです。
まだ捨てられませんわ。
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2008年1月19日 05時42分
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