ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2008年05月09日(金)
DMC-L10 蛍光灯下での露出不安定現象
新カメラLUMIX DMC-L10で、こんな現象に気が付きました。

ガレージであれこれ撮っていたら、露出が不安定になるのです。
最初は被写体の反射光が影響しているのかと思い、評価測光、中央重点測光、スポット測光
と測光モードを変えたり、露出モード(絞り優先、プログラムモード、自動モードなど)を
あれこれ変えてみたのですが同じ。
同じ被写体で「およそ1EV」変化します。
シャッター速度で言うと、例えば1/10秒〜1/5秒と変化するのです。

見上げると…そこには蛍光灯。
昼光色40W直管2灯の器具がぶら下がっています。
太陽光下での撮影ではこんな現象は出ません。

そして、「ライブビューモード:撮像素子が露出を決める」では現象は出ません。
ファインダー撮影でこの不安定な現象が発生するのです。
ファインダーから外光が入っているのかと、ファインダーを塞いでも発生。

様子を見てもらいましょう。



DMC-L10を三脚に固定して、蛍光灯で照らされた壁に向けます。
  (壁には撃墜マークがぁ)
「AEL/AFL」ボタンを押して測光させると、露出表示が出ておよそ10秒間露出表示が続きます。
リコーのGX100でDMC-L10の露出表示変化を連写しました。
  (手持ちだったのでピンボケはご容赦を)


画面上方左「F4.6」と出ているのが絞りの値。
その右側がシャッター速度、10とか8とか、これが「1/n秒」の表示です。
被写体も照明も変わらないのに、蛍光灯下だとこれが変化してしまうのです。
最高速が1/13秒、最低速が1/5秒になっている様子がわかるでしょう。
このせいで、シャッターボタンを押すタイミングで、撮れた絵の露出が変わってしまうのです。

撮れた絵の変化、こんな具合です。


この現象に気付いた最初、「オートブラケット撮影」機能が予期せず働いたのかと思ってしまいました。

カメラの露出センサーの応答が早くて、「蛍光灯の点滅」に追従しているのが原因じゃないかと推測しています。

シャッター速度の分布こんな具合です。
露出表示が出ている約10秒間、GX100で24連写できました。
2回計って出たシャッター速度表示の数です。

1/n秒 1回目 2回目

13:  2  4
10: 13 10
 8:  4  4
 6:  2  3
 5:  3  3

1/10秒の分布が大きくなっています。


う〜ん。困ったぞ。
リコーGX100白色蛍光灯AWBの呪縛といい、DiMAGE7i真っ暗闇でのフラッシュ撮影といい、
なんで私がカメラの動作検証をしなくちゃならないの!っていう感じです。


≪続き≫


2008年5月9日 08時33分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・カメラ |
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