DMC-L10 蛍光灯下での露出不安定現象
新カメラLUMIX DMC-L10で、こんな現象に気が付きました。
ガレージであれこれ撮っていたら、露出が不安定になるのです。
最初は被写体の反射光が影響しているのかと思い、評価測光、中央重点測光、スポット測光
と測光モードを変えたり、露出モード(絞り優先、プログラムモード、自動モードなど)を
あれこれ変えてみたのですが同じ。
同じ被写体で「およそ1EV」変化します。
シャッター速度で言うと、例えば1/10秒〜1/5秒と変化するのです。
見上げると…そこには蛍光灯。
昼光色40W直管2灯の器具がぶら下がっています。
太陽光下での撮影ではこんな現象は出ません。
そして、「ライブビューモード:撮像素子が露出を決める」では現象は出ません。
ファインダー撮影でこの不安定な現象が発生するのです。
ファインダーから外光が入っているのかと、ファインダーを塞いでも発生。
様子を見てもらいましょう。
DMC-L10を三脚に固定して、蛍光灯で照らされた壁に向けます。
(壁には撃墜マークがぁ)
「AEL/AFL」ボタンを押して測光させると、露出表示が出ておよそ10秒間露出表示が続きます。
リコーのGX100でDMC-L10の露出表示変化を連写しました。
(手持ちだったのでピンボケはご容赦を)
画面上方左「F4.6」と出ているのが絞りの値。
その右側がシャッター速度、10とか8とか、これが「1/n秒」の表示です。
被写体も照明も変わらないのに、蛍光灯下だとこれが変化してしまうのです。
最高速が1/13秒、最低速が1/5秒になっている様子がわかるでしょう。
このせいで、シャッターボタンを押すタイミングで、撮れた絵の露出が変わってしまうのです。
撮れた絵の変化、こんな具合です。
この現象に気付いた最初、「オートブラケット撮影」機能が予期せず働いたのかと思ってしまいました。
カメラの露出センサーの応答が早くて、「蛍光灯の点滅」に追従しているのが原因じゃないかと推測しています。
シャッター速度の分布こんな具合です。
露出表示が出ている約10秒間、GX100で24連写できました。
2回計って出たシャッター速度表示の数です。
1/n秒 1回目 2回目
13: 2 4
10: 13 10
8: 4 4
6: 2 3
5: 3 3
1/10秒の分布が大きくなっています。
う〜ん。困ったぞ。
リコーGX100白色蛍光灯AWBの呪縛といい、DiMAGE7i真っ暗闇でのフラッシュ撮影といい、
なんで私がカメラの動作検証をしなくちゃならないの!っていう感じです。
※≪続き≫
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2008年5月9日 08時33分
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