充電式エボルタとサイクルエナジー#3
※=前記事=
さて、松下(パナよりやっぱりこの呼び名)の充電式エボルタ、初回の放電を
終わって充電。
(充電器はBQ-390)
2回目の放電結果です。
充電前の放電では、電池番号1の電圧が低く出ていましたが、
充電後は普通になっています。
次はソニーのサイクルエナジー。
同じように初回充電後の放電です。
充電器は三洋のNC-MR58。
充電器のリフレッシュ機能は使いません。
「エネループ」の特徴である高い放電維持電圧(1.20V以上)の区間が
長く続いています。
※松下HHR-3MPS、三洋エネループHR-3UTGの特性は
本店の「新世代ニッケル水素電池の放電特性」を参考に。
「継ぎ足し充電を繰り返すとどうなるか」あたりが興味深いかな。
※放電3回目のデータ
使っている放電器のグラフ描画ツール、一度に4つのデータしか描けないので、
エボルタとサイクルエナジー、それぞれ2本ずつ放電してみました。
Bat1・2(赤・緑)が松下の充電式エボルタ。
Bat3・4(青・灰)がソニーのサイクルエナジーです。
放電時間はほとんど同じ。
放電途中の電圧、サイクルエナジーのほうが少し高くなっています。
これがもう一方の組み。
電池の順序は上と同じです。
こちらの場合、エボルタのほうが放電時間が延びましたので、
少しだけですが推定容量が大きく計算されました。
でも、1.15Vで判定するとサイクルエナジーが勝っています。
このテストは「1Ω」という負荷(比較的大電流)を使っていますので、
もっと少ない電流なら状況は変わるかもしれません。
一度、放電器の抵抗を変えてテストしてみましょうか?
放電時間を記録できる最大が255分なので、この範囲に入るように
しなければなりません。
置いてある試作機を改造してみようかな。
※放電4回目
Bat1・2(赤・緑):充電式エボルタ
Bat3・4(青・灰):サイクルエナジー
・電池番号1、2
・電池番号3、4
電池番号1、2の4本と比べて、充電完了から放電開始まで時間
が経過していますので、放電初期の電圧が少し落ちています。
推定容量の数字にも表れています。
※放電5回目
ここまでの実験では、松下のBQ-390を使ってエボルタを、三洋のMR58で
サイクルエナジーを充電していました。
次は、電池番号1、2の4本をBQ-390で、電池番号3、4をMR58で充電してみて、
充電器による差が生じていないか確かめてみたいと思います。
Bat1・2(赤・緑):充電式エボルタ
Bat3・4(青・灰):サイクルエナジー
・電池番号1、2:BQ-390で充電
・電池番号3、4:NC-MR58で充電
※実験予定
このあと充放電を5回繰り返し、電池がこなれるのを待ってから
繰り返し使用と長期保存の実験をしたいと思います。
電池番号1と2の4本を繰り返し実験に、3と4を長期保存に。
長期保存どうしましょう。
3ヵ月と6ヵ月かな。1年待つのは長すぎるような…。
忘れてしまいそう。
繰り返し使用は、充電時間を短縮するのと無理をさせるつもりで
2本充電で行います。
BQ-390もNC-MR58も電池2本だと「倍速充電」ができます。
これでやってみます。
※=続き= 充電式エボルタとサイクルエナジー#4 繰り返し充放電実験してま〜す
※=続き= 充電式エボルタとサイクルエナジー#5 1ヵ月放置後の放電特性
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2008年10月2日 19時49分
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パッケージに書いてある自己放電に関しての記載が、旧型よりも微妙にパワーアップしてるんですよね…
緑…半年で残80% エボ…1年で残80%
近場で潤沢に出回り出すのを待ちながら、各所での検証をゆったりと眺めることにします。
で、緑パナ(旧型)の半額でまた買い足しそうな予感…
今でも八本づつ有りますが…( ̄Д ̄;;
他の種類も含めると、相当な量になります。
もちろん、使用環境のキャパを超えてます。
ええ、すでに只のコレクターです。はい。
保存性を検証するのもたいへん。というか何もしないで放っておくのがねぇ。
まぁ、気長に実験してみます。
プラケースに入れて長期保存します。
電池番号1,2の4本は繰り返し充電のテストに。
自動化していないので、1サイクル/日しかできません。
キリの良い放電回数、あるいは放電特性に何か変化が見えたときに結果を知らせます。
まぁしかし、この実験中は電池を使えませんのでねぇ。
何のためにかったのかぁぁぁぁ。
最近、スーパーのジャスコに繰り返し回数1300回という充電池が出ています。
ジャスコが作る訳がないので、どこかのOEMだと思うのですが、1300回とは、よく言ったものです。
三洋OEMのやつですね。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/05/14/031/
エネループがベースになっていますが、単3でTyp.1000mAh(min.900mAh)、単4でTyp.600mAh(min.550mAh)という容量です。
※本家エネループは、単3がmin.1900mAh(Typ.2000mAh)、単4がmin.750mAh(Typ.800mAh)です
単3電池の方は、他のニッケル水素よりも軽くなっていますが……
あまり人に勧めたくなる物ではありませんね。自分の中では。
そういや、本家エネループのラインアップがさらに拡充しましたね。
単3の12本パックと単4の8本パックが登場していました。
個人的には、後者が嬉しいです。これまでよりも割安で購入しやすいので…
前者は、場所によっては割高になるようですね。
それに伴い、外装チューブが抗菌仕様になりましたね。(単1・2に倣う形で)
また買い足ししそうだなぁ…( ̄Д ̄;;
確証がなかったので、どこかのと書きましたが、三洋に違いないと思っていました。
やはり、ですね。
簡単に言えば、容量減らして、回数を増やしたと言うことですか。
でも、回数って、理想状態の時ですからね。差の300回の意味はほとんどないように思います。
エネループのラインアップも新聞に出てましたね。事業所の要望にこたえるため、だったかな。
ただ、私の場合、電池を使わなくなってますねえ。
「気の迷い」さんの「電池の小箱 〜 BOX 1 〜」で
テストされています。
こちらでは未入手です。
この容量じゃ使うこともないだろうし…。