ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2012年08月25日(土)
コンデンサをスイッチで短絡する
タクトスイッチを押してみる …何万回もの続きです。

こんな↓回路でコンデンサを短絡したわけです。


抵抗R1でコンデンサC1を電源電圧=5Vまで充電。
そしてSW1接点で短絡。
スイッチの状態が悪くなり、接触抵抗が大きくなるとほんとは0Vの
電圧がちょっと大きくなるというところを捉えて、実験を停止という
仕掛けです。

試したコンデンサはこの5つ。

左から、
(1)1uF積層セラミック
(2)10uFアルミ電解 :低インピーダンスタイプ
(3)1uFアルミ電解 :低インピーダンスタイプ
(4)1uFアルミ電解  ごく普通の
(5)1uFフィルムコンデンサ

「TP1」にオシロをつなぎ、波形を観測したのですが、コンデンサにより
ずいぶん変化がありました。
まぁ、参考程度にということで、状態を示しておきます。

※波形はクリックで拡大します

(1)1uF積層セラミック

24万回開閉後の波形ですんで、オン直前の波形がずいぶんあばれています。
寿命末期で接点チャタリングが大きくなった影響でしょう。
時間軸は1uS/DIV。



(2)10uFアルミ電解 :低インピーダンスタイプ

これも24万開閉後の波形。
(1)に比べると、振動がなく「す〜」っと、電圧が落ちています。


(3)1uFアルミ電解 

これは新品スイッチでの状態です。


(4)1uFアルミ電解  ごく普通のリード線タイプ

リード線が出た普通の電解コンだとどうなるっと試したみたのがこの波形。
(3)と比べると、電圧の落ち方に差があります。


(5)1uFフィルムコンデンサ
ついでですんで、フィルムコンでも試してみました。

いがいと振動がめだちます。
22万回開閉後のスイッチです。短絡直前の波形があばれています。



居酒屋ガレージまとめ:タクトスイッチの接触不良





2012年8月25日 10時05分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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一連の面白い実験見させていただきました。これらの結果からするとPCの電源スイッチが壊れた原因は接点間につけたコンデンサではなさそうですね。(20万回以上も押すとは考えにくいですので)
これの場合は電蝕が原因ではないでしょうか? 接点間に常に直流が掛かってますので。
2012年08月30日(木) 09:32 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
PCを使い始めて3年半でこのトラブルが発生。
このスイッチの品質が良くなかった(メッキなのか材質なのか構造なのか)だけじゃないかと…
4本足のベース部の構造、オムロンのに比べたらちゃちいです。
材料かメッキが「×」だったんじゃないかしら?
回路につながなくても、ほっぽり出していただけで接触不良が出たりして。
こんなこともありますんで。

原因が「電蝕」かどうかは不明。
基本、絶縁されてますんで接点には電流は流れません。
そんなんでも電蝕はおこるのかな?

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